上棟式に棟木をご自身で納めていただいてから半年が経ち、お客様がご入居されました。そのお祝いも含めて、お引越し後に訪問に行って参りました。
「まだ自分の家の様な感じではない」と笑いながらも、「このソファーに寝そべって庭を眺めているとリラックスする。」とご主人。奥様も「お風呂が一番気に入ってます。ホテルに来たみたい。」とお気に入りのスキンケアを愛用しながら、新居を楽しんでいただいている様子。
基本的な設備やメンテナンスの事を説明しながら、雑談を少々。話は脱線を繰り返しながらも、工事中には話せない様な、細かな家具の納まりの話にまで及びます。
モダンな住宅には余分な線がいらないもの。その「いらない線」を消す為に、家具の扉を斜めにカットし、表から扉の厚みが出ないようにこちらで工夫した事を伝える。「そんなの言われないと気づかなかった!」と大笑い。
そんな工夫はお客様には関係ない事かも知れませんが、お客様の無意識に存在する心地よさを建築として作り上げたい。そんな想いで建築を進めています。