桜の花から、瑞々しい新緑がまぶしい季節になりました。

山笑うという言葉通り、様々な樹々と花々が芽吹いています。

里山住宅博の山にも筍やタラの芽、菌打ちしいたけなどの恵みがたくさん出てきました。

ここに広がる竹林は、初めは人が歩くことも困難な状況でしたが、専門家の指導を受けて、住宅博参加工務店が何度となく竹林整備を行い、道をつけて住民の方々が自由に入って山の生活を楽しめる里山と蘇りました。

この里山を楽しんでもらおうと、4月29日、「さとやま★くらす」class2と題して、里山に皆さんで入って筍掘り体験を計画しています。

この日は早朝から、筍堀りイベントの参加者の方が体験のあと、筍ご飯や天ぷらなどを楽しんでもらえるように、あらかじめ収穫し、アク抜きなどの下ごしらえをしました。

この里山はここに住む住民の方の共有の財産であり、ここに生まれる恵みを季節とともに楽しんでもらいたいと考えています。

筍も掘っただけではなく、また次の年もいい筍が生えてきてくれるように、根の部分に、竹林整備で伐採した竹を発酵させて作った肥料で栄養分を補います。

家もそうですが、山も放っておくと荒れて使い物にはなりません。人が使って手入れをしていくことで、豊かな里山となって生活を潤してくれると考えています。