神戸市北区で長年親しまれてきた歴史ある曹洞宗布袋寺。

その客殿が竣工の日を迎えました。

地元でも由緒ある布袋寺様からのご依頼。光栄に思うと同時に、その重みを感じながら工事を進めてきました。

外観は、隣り合う本殿との調和を考え、漆喰と焼板貼り。屋根は一文字葺きにし、重厚感と軒先のシャープさを表現。内部は書院と床の間、漆喰壁。

職人の技が試される場でもありました。

現在は曹洞宗兵庫県第一宗務所として使用されている客室。四年後は現在のタイルカーペットを畳に張り替え、二間続きの和室へと変わります。

近くは神戸電鉄が通り、四季折々の自然に囲まれた布袋寺、そして客殿。

地元の人々に愛されながら、荘厳に佇んでいます。