2011年の東日本大震災から8年、そして2016年の熊本地震から約3年経とうとしています。

震災時、ボランティアとして参加し、その後も何度か訪れ、そして2年ぶりに足を運んだ熊本。

大きく傷ついた熊本城は、復興が進み、長く続く修復作業にも光が見えていました。

郊外では、新築が進んでいる一方で、住み慣れた土地を離れなければならない人たちがいるという辛い現実もあります。

そして、新しい街並みを見て、思うことがありました。それは復興を急ぐ中、工期の短い無機質な住宅が建ち並んでいること。

熊本の自然豊かな環境の中で、どうしても違和感を感じざるを得ませんでした。

このことに危機感を感じ、立ち上がり、活動をしている現地の仲間たちもいます。

あかい工房が里山で目指した街並み。自然と融合した住宅。それが熊本でも活かせたらと、被災地への思いを馳せました。