名古屋を拠点に活動されているオーダーメイドでタイルを製造されている有限会社ベイスの横井さんと共に、その作品を見学に。この地域の土は白く、どのような色にも染まる事から、戦国の時代から焼き物の土として重宝された。
そのタイルは世界一高い温度と言う1300°Cで焼かれ、その柔らかな表情とは逆に、石のように固く、吸水をしない堅牢なタイルとなる。その一枚岩の様な「壁らしい」壁は、建築家と話し合い、白い土が自然に見えるように、その建物、その土地にあったオーダーメイドでタイルを焼くという。
「ジョンレノンが『分かっていない2万人の人の前で歌うよりも、分かってくれる200人の前で歌いたい』と言っていたのが、よく分かる」という事を語ってくれた。大量に生産するのではなく、その土地に、その人それぞれにあった面白い仕事をしたいという気持ちが共有出来た事に感銘した。
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