施主になる気持ち

2017.5.1
あかいの考え
Tags:
施主になる気持ち

新緑が芽吹き、さわやかな気持ちになります。

そんな気持ちの良い風が吹く中、ようやく棟梁の家の足場が取れ、全貌が明らかになりました。

棟梁が、この土地を購入したのが6年前。

仕事に追われ、どうしても後回しになり、家族からも本当にできるの?とも言われながらも、コツコツと作業を進めました。

時にはお隣の大工さんにも手伝って頂きながら、やっとここまでたどり着ました。

今日は足場が取れ、大きな窓から見える一面に広がる田んぼ。

「この田んぼは海だ。これから田んぼに水が入って、稲が育ち、稲穂が風に揺れる音は、海の波の音と似ています。ここでお酒を飲むのが楽しみ。」

と海好きの棟梁は、とても嬉しそうに窓から外を見つめています。

建築に携わるものとして、日々施主様の生活を作る施工をしています。

建築中は、我々にとっては普段の仕事ではありますが、施主様にとっては特別な瞬間であると思います。

単なる仕事としての建築ではなく、自分が施主になることで建築への想いや生活への期待を実感出来ます。

これから、深い軒先でバーベキューをしたり、来客の際には大きな天井のある空間が迎えてくれます。

プロとして、生活者として建築に向かい合うことが大切であると考えています。

5月27日(土), 28(日)は完成見学会を開催いたします。

ぜひ、棟梁のこだわりが随所に見られる家に遊びに来てください。