暮らしのお作法 「味噌作り」
数年前から母と「初午」の頃味噌を作っています。
初午とは2月初めの午の日で、穀物の神様が稲荷山に降臨したのが初午であったことから、
「お稲荷さん」の名でおなじみの稲荷神社の祭日として親しまれるようになりました。
「稲荷」という言葉は「稲生り」に由来し、農村では「稲荷神」を祀っていました。
なぜ初午の日に味噌を作るのでしょうか?
祖母がそう言ってたらしいのですが、
2月の寒さの厳しい時期には発酵がゆっくりと進むためコントロールしやすいこと、
また雑菌の繁殖が抑えられることなどから、
特にこの「寒仕込み」で作る味噌 がもっとも作りやすいと言われているそうです。
前日からたっぷりの水で浸したお豆は
しっかり膨らんで皮がピンと張っています。
麹と塩をすりあわし、ゆであがった大豆を潰し、
先ほどの麹と合わせて手で潰しながら、さらによく混ぜ合わせます。
耳たぶくらいの固さがベストな状態です。
おにぎりを作るように、 ぎゅっと力を込めて味噌を球状に丸めてから
空気が入らないように容器に詰めていきます。
冷暗所で半年ほど寝かせれば発酵し味噌が完成します。
この味噌作りを今年は、イベントとして開催いたします。
味噌は買うものでなく、作るものとなった時、考え方や価値が違ってくると思います。
味噌、醤油、本来、人が手で作っていたもの 昔の日本の味を体験してみませんか?
そんな昔話でもしながら私と味噌作りしてみませんか?
醤油と同じで味噌も量販品を買った方が安いんです。
でもね、自分で作ったお味噌、これ結構美味しいんですよ。
2月16日 日曜日 8時~
参加お申込みはこちら↓
https://akaikoubou.com/kurashi-apply/
