

いつもの馬路林材加工協同組合さんから
加工場だけでなく株式会社エコアス馬路村の上治さんの案内で、
植林準備をしている山へ。

山に登り始めて約40分、ほぼ頂上あたりが伐採現場
数名の作業者が小さく見える皆伐した斜面に新しく植樹するための
作業をされていました。



天気も良くて、
山でお弁当なんて、いつ以来やろう?
ここなら動ける服装とシューズがあれば、斜面によればお手伝いはできそうだ。

そして次に育苗施設を見学
岡宗農園さんの育苗の研究施設を種苗緑化共同組合の岡村さんの
案内の元、見学させていただきました。



馬路村の千本山には、樹齢100年~300年の天然・魚梁瀬杉が林立していますが、
資源の枯渇により2017年に天然杉の計画伐採事業が休止、
同年9月に最後の伐採が行われ、現在は伐採が禁じられた「保護林」に指定されました。
魚梁瀬杉の人工林の育成に注力し、
地球温暖化対策、水源涵養を目的に森林育成が続けられている
そんな背景の中、
こちらでは、花粉の少ない杉の生産はもちろん、
マルチキャビティーコンテナ栽培で、杉と桧を育苗されています。
この栽培方法の特徴としては、
省スペースでの栽培・形状が均一で小型で軽量などの生産効率があがるメリットの他に、
通年の植栽が可能・苗が根巻きしにくい・乾燥しにくく根が傷みにくいなど、
木にとってもメリットが多い
一つのパレットに杉の苗樹が40本 二つのパレットで家一軒分の柱となります。

林野庁が推奨する国有林での低密度栽培
従来3000本/ha程度の密度で植栽していたのを、
1000本/ha~1500本/ha程度の低密度での植栽を推奨しています。
1000本/haでは木と木の間が約3m
低密度植栽による再造林の推進に高知県はもちろんの事、全国で取り組んでいます。
森林組合、林業関係者の方々の真の姿を今回の視察で学ぶことができ
川上から川下までつながった瞬間でした。
育苗施設を工務店が見学に来たのは初めての事のようで
今度は、弊社の土佐の木を使ったモデルをご案内したいと
提案いたしました。
柱の形となった杉を現場で見るだけでなく、
小さな苗の時期からを、家を建てる方には、見ていただきたい。
大切に育てられた木なんだと感じていただきたい。
家に使われる木 80本 代わりに新しい苗を80本

未来の為に自分の手で植えていただけませんか?
木の家を建てて、木を植えたい方、ご案内させていただきます。
