アール屋根仕舞いの手間
先週の大雪も少し落ち着き、青空が広がってきました。
神戸市北区大沢の道の駅ファームサーカスにも、多くの積雪がありましたがこの日も元気に現場は動いています。
この施設の屋根は「サーカス」の象徴的な釣り天井の形を模したアールがかかった屋根が特徴です。目を引くフォルムで印象的なのですが、現場でアール天井を作っていくのは非常に綿密な作業が必要となります。
天井や窓部材を作っていくにも、通常の直線と違い差し金で測っていくことができません。そのために、天井に添わして測るための別部材をつくり、そこに差し金を当てていきながら採寸を行って寸法決めしていきます。
そしてまたそれを別部材に写し替え部材の大きさや長さを検討します。
シンプルでモダンな空間であるからこそ、そういった手間をかけながら、特徴的なアール屋根を造作していきます。春になればアール屋根の窓から暖かい日差しが差し込むことをイメージしながら工事は進みます。