タイムハック新社屋の記録

2025.11.24
あかいの考え
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タイムハック新社屋の記録

少し雨の降る日に地鎮祭を迎えました。
「雨降って地固まる」静かで落ち着いた始まりで、土地が息を吹き返すような穏やかな時間でした。

その後、造成から基礎工事へと現場は静かに動き出し、図面の線が少しずつ“建物の輪郭”へと変わっていきました。


設計は岐阜県立森林文化アカデミーの辻さんとトヨダヤスシ建築設計事務所の豊田さんによる共同設計。
お二人が描いたイメージが、現場で形になりはじめます。

土台が据わり、構造材が並ぶと建物の気配がふわりと立ち上がりました。
小屋トラスの先組みでは、大工さんたちが声を掛け合いながら13箇所を丁寧に組み上げていきます。
その動きには落ち着いたリズムがあり、現場全体にやわらかい空気が流れていました。

やがて迎えた晴天の上棟日。


柱が落ち着き、骨組みが空へ伸びていくその姿には、
建物がゆっくり呼吸を始めたような静かな力強さがありました。

“時間を計測する会社”の新社屋がこれからどんな日々を刻んでいくのか。
その始まりに立ち会えたことが、ただただ嬉しく、あたたかい一日になりました。