BAU 2019視察の後、早朝からICEに乗車し、ベルリンに移動。

2006年サッカーワールドカップにあわせる形で開業したベルリン中央駅に到着した。

ドイツの首都と言うだけあって、最先端の建物が立ち並ぶ。それらを横目に、旧東ドイツ周辺を散策。

崩壊したベルリンの壁は、今は至るところでオブジェとして飾られているが、建物を見るだけでも、東西ドイツの経済格差が感じられる。

もし日本も同じように分断されていたら、という思いが頭を過った。

旅も終盤にさしかかり、アムステルダムでは、ゴッホ美術館や国立美術館で、17世紀の黄金時代を今に伝える芸術遺産を鑑賞。

最後に立ち寄ったのは、美術、音楽、演劇など、さまざまな芸術の世界的中心地、パリ。

パリの魅力は、どこを切り取っても絵になる街並み。

 

海外では、建物を、「もの」ではなく、「住空間」として扱い、イグジスティングハウスとして、生活者とともに成長する空間として考える。

古民家再生が増えてきた今日、景観や街並みと調和した建物を、今後も提案していきたい、と思ったヨーロッパ紀行のお話は、これで完結。