古民家って言うけれど、この神戸市北区には、
昔ながらの田の字の家がたくさんあり
今も現役の家とした暮らしがそこにはあります。

あかい工房の事務所からほど近い上大沢の家

この家も田の字の和室が並んだ縁側もあり、
離れもありの昔ながらの風情ある建物です。
この家を里づくりの拠点施設へとリノベーションする工事となりました。

外観はすべてそのまま再利用
玄関にFIXガラスを嵌め込み、そこだけが新しい施設となった感じが
しますが、周囲の町並みに馴染んでる様子は以前と変わらず。

内観は、床組みも壁もほとんど撤去し、
全体のメインとなるコワーキンクグスペースの床は土間仕上げで、
縁側のみ元の高さの床組で残して空間に変化をつけた腰掛けスペースとなって、
かなりの変貌を遂げました。

雰囲気は変われど、古き良きものは再利用し、その無骨な素材感に合わすように、
壁や天井は合板表しで仕上げてます。

この古民家の再生は、この地域の町作りの第一歩
この施設を拠点として、神戸地域おこし隊の施主様が、
大沢町の放置竹林問題などの、この地域が抱える課題解決に参画されます。

このリノベーションが、第一歩です。
あかい工房も応援いたします。

設計監理:株式会社MuFF

 

https://kobe-scrum.net/projects/project00208/