大空間のスケールに対する精度

2016.12.5
あかいの考え
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大空間のスケールに対する精度

広がる穏やかな青空とは反対に、師走に入って世間も一気に慌ただしくなってきました。

先日上棟をした道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢(おおぞう)に建築中のファームサーカスでは、サッシ枠や下地作り、配線・配管工事などを進めています。

 

地元野菜などの物販や食堂などとして利用する公共物としての大空間の施工をしていても、仕事の基本は住宅の施工と同じ。

空間は大きくとも重要な部分の下地の1mm、2mmの狂いで、全体にその影響が出てくることがあります。

また、今回は木サッシが採用されているため、木部の伸縮や曲がりなどを考慮し、節などを振り分けて木取りをしながら現場で拵えていきます。

吹き抜け天井が特徴でもあることから、配線ルートを確保し順に施工していきます。

 

大きな建物としての設えであっても、住宅を建築するときと同じ精度で、仕事を積み重ねていくことが重要だと感じています。