審査員奨励賞受賞

昨年末に、六甲山に囲まれた閑静な住宅街に趣味のスペースを兼ねた、
平屋建ての住宅が完成しました。

バイクガレージと住居部分を分けながらも、行き来しやすい配置。
一体感を感じられる外観になっています。
この建物は、芦田成人建築設計事務所さんの設計物件でした。

そして今回、「地域材利活用建築デザインコンテストin兵庫」
において審査員奨励賞を受賞されました。

審査基準として、
「兵庫県産木材を使用し、木の良さを活かすための工夫や知恵が
盛り込まれたものであること」とあります。

構造材の柱や梁、床板に至るまで杉材を用いています。
そして、施主様の趣味のバイクのためのスペースと生活空間の間に
屋外のようなトンネル上の空間でワンクッション挟むことで、
衛生面の問題や生活リズムにメリハリをつけれる様に考慮されています。

以前の記事でも書きましたように、
図面の詳細さと、細部にまでこだわった設計は、施工する側にも施主様の思い、
それに答えようとする設計者の思いが伝わってきました。
芦田成人建築設計事務所さんの「住まい手ファースト」の信念が、
結果、受賞と言う形になったことを心からうれしく思います。