小国杉を求めて弾丸視察 その2
小国杉を求めて弾丸視察 その2
岳の湯地区は、阿蘇火山帯に位置し、
地表から多くの地熱水蒸気 湯けむりが立ち昇っている温泉郷
その地熱を使った乾燥技術は全国でもめずらしい
森林組合が運営するこの地熱乾燥施設がこの町の中に14室もあります。
施設の床下に熱湯を通すパイプを張り巡らせ、輻射熱で庫内を温め、
自然対流で温められた空気が巡り、木材じっくりと乾燥させていく。
従来の乾燥のように二酸化炭素を排出しないエコな乾燥技術
低温から中温で緩やかに乾燥させるため木材への負担が少なく木の香りが残る
抗菌・耐久性と関連する成分であるジテルペンが多く耐腐朽性に優れていて、
割れにくく木肌の美しいピンク色の杉になる
初めてみる光景、初めて聞く乾燥技術
日帰り熊本視察でしたが、得るものがたくさんありました。
「世界で一番居心地のいい空港」をコンセプトにリニューアルされた
熊本空港から帰路へ
3階の搭乗待合エリアには、木造トラスの梁と鉄骨の柱を組み合わせた
ハイブリット構造に小国杉100%使用した合板が貼られた天井
熊本の自然を写した圧巻の空間となっていました。
きっと誰もがまた訪れたいと思う。そんな一日でした。