心に刻む風景 築200年の茅葺き民家改修

2023.7.31
あかいの考え
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心に刻む風景 築200年の茅葺き民家改修

心に刻む風景
築200年の茅葺き民家改修

神戸市北区淡河町某所で工事が進んでいる
築200年ほどの茅葺き民家の改修工事。
周囲は田んぼと緑が広がる自然豊かなロケーション。

茅葺き工事を手掛ける〝くさかんむり〟からの紹介です。
メインは大きく傷んだ茅葺き大屋根の葺き替え。
補助金を活用して全面を葺き替えされることになりました。

それに伴い、傾いてしまった蔵や茅葺きの取り合いの解体工事、
そして、瓦葺き下屋根の瓦の修繕に携わらせて頂きました。

解体する蔵の屋根の瓦を下屋根の葺き替えに再利用
下屋根の瓦工事がしやすいよう、現状の茅葺きを刈り上げたりと、
職人同士のチームワークで工事が順調に進んでいます。

現在、神戸市には北区や西区を中心に、
約800棟もの茅葺き民家が残っています。

茅葺民家のある風景を残したいと、行政や職人、
所有者など多くの方が保全活用に向けた活動をしています。

隣の小学校の子どもたち十数人が、この茅葺き民家を囲い絵を描いていました。

自然と人、農と人、人と人など、風土やさまざまな関わり合いを通じて
受け継がれてきた文化を次の世代へ