掃除は、車をきれいにするためだけではない

2026.08.03
あかいの考え
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掃除は、車をきれいにするためだけではない

毎月第一月曜日の朝。

あかい工房では、仕事が始まる前に全員で社用車を清掃します。

「そんなに汚れていないのに、なぜ掃除するの?」

そう思う人もいるかもしれません。

でも、この時間は車をきれいにすることだけが目的ではありません。

毎日現場へ連れて行ってくれる車への感謝と、自分自身の気持ちを整える時間です。

私は昔から、車がきれいな人、道具が整理されている人は、現場もきれいで仕事もきれいだと思っています。

整理整頓は、ただ片付けをすることではありません。

頭の中を整理することです。

「あれ、どこに置いたかな。」

その数秒の積み重ねが仕事の流れを止めます。本来なら図面を見たり、次の段取りを考えたりできる時間が、

探し物で終わってしまいます。

現場でも同じです。

道具の置き場所が決まっていれば、必要な時にすぐ手に取れる。その小さな積み重ねが、仕事の質の差になります。

これは大人になって急に身につくものではありません。

幼い頃から「使ったものは元の場所へ戻す」「身の回りをきれいにする」という習慣を積み重ねることで、自然と身についていくものだと思っています。

そして、これは会社の中だけの話ではありません。

地域の清掃活動も同じです。

汚れている場所には、さらにゴミが捨てられる。反対に、きれいな場所は、きれいな状態が保たれやすい。

「割れ窓理論」という考え方があります。一枚の割れた窓をそのままにすると、「誰も気にしていない」という空気が広がり、さらに荒れていくというものです。

ニューヨーク市でも、街の落書きやゴミなどを徹底して改善し、街の環境を整える取り組みが進められました。

犯罪の減少にはさまざまな要因がありますが、「環境を整えることが、人の行動にも影響を与える」という考え方は、多くの場面で大切にされています。

私は、仕事も人生も同じだと思っています。

周りの環境を整えることは、自分を整えること。

だから今日も、車を磨き、道具を片付け、現場をきれいにする。

その積み重ねが、いい仕事につながると信じています。