日本人が懐かしく感じるふるさとの風景
豊かな自然に囲まれた茅葺きの民家

神戸市北区で古民家再生工事が始まりました。

かやぶきの母屋以外に、離れ、農機具庫があり、
アプローチとなる広い庭には、大きな大きな木
この木も長い年月、自由に成長して、母屋に覆いかぶさっていました。

昔、増築された部分を一度解体して、復元する作業から開始です。
屋根瓦をおろす作業と同時に、母屋にかかってる枝の伐採も
木こりさんによって、綺麗に仕上げていきます。
内部の解体は、お施主様自らの手で。

そして、露わになった躯体。
腐ってる部分なども取り替え、基礎を作り、
復元部分の構造材のキザミが進められていきます。

使い捨て文化が嘆かれる昨今、
新しい家を建てることから、存在する建築物を見直すことへ、
新築からリフォームへという流れに変わってきてます。

古い家には文化があります。
それは何代にも渡って積み重ねた歴史です。
壊してしまうのは、簡単ですが、木造住宅は比較的簡単に間取りを変更したり、
リノベやリフォームをする事ができます。

この家も現代の生活スタイルに似合った建物へと生まれ変わります。
施主様は、いろんな縁でつながった20代の若いご夫婦
できる限り自分たちで出来る事は施工する。

この家への愛情が伝わってくるお二人です。
またその次の世代へとつなげていける快適な家作りを目指します。