最後の大工仕事。BAR棟梁(バールとうりょう)12月オープン。

2025.10.13
あかいの考え
Tags:
最後の大工仕事。BAR棟梁(バールとうりょう)12月オープン。

棟梁が、ついに大工を卒業します。
とはいえ、やっぱり最後の仕事も“現場”から。

三宮・東門を少し降りた北野フェニックス1階。
古建具や古材を組み合わせ、ブビンガのカウンターを据える。


手加工の跡が残るその空間は、まさに棟梁の集大成。
木の香りがやさしく漂う、温もりある現場です。

“ここが、俺の最後の現場や”
そう言って、金づちを置き、12月からはグラスを握る。

英語では「BAR」、イタリア語では「バール」。
イタリアの街角のように、気軽に立ち寄れる場所をイメージして。

この「BAR棟梁(バールとうりょう)」では、
食材にも、酒にも、徹底して“手”のぬくもりを込めました。

料理に使うのは、棟梁自身や社長がつくった野菜を中心に。
畑から届く素材を、シンプルに、丁寧に。
一皿の中に、土の香りと季節の風景が映るように仕上げています。

お酒は、国産を中心に選んだジャパニーズスピリッツ。
焼酎やウイスキー、クラフトジンまで、
日本の職人たちが生み出す奥行きある味わいを揃えました。

これまでバール(大工道具)で釘を抜いてきた棟梁が、
今度は、お客様の心に刺さった“釘”をそっと抜く。

そんな場所になればと思います。

12月、三宮・北野フェニックス1階にオープン。
棟梁の新しい“現場”が、またひとつ始まります。