いよいよ夏本番、突き刺さるような暑い日差しの中、現場は着々と進んでいます。

建築の現場では、様々な素材が重なり合うために、その取り合いをその場その場で判断していきます。設計図は数値が緻密で、部分だけでなく全体を見越して寸法が示してあります。

幾つかの工程を経て行って、全体像が見えてくるのですが、石やコンクリート、木材など自然の集まりである現場は、その場その場での判断が必要となります。

今回の現場は、一階部分のコンクリート部分に外装を吹き付けるための、モルタル、そこに木材を使用した庇を取り付けていきます。

各々が有機的に動いていく素材であることを考慮して、ミリ単位で調整し、住んだその先のことを考えて施工が進みます。

設計図に込められた意図を読みつつ、その場で調整していきながら、部分から全体を作るのが現場での仕事だと思います。

手間はその先を考えた人の思いであります。チームあかいは、ひと手間現場に加えたいと思っています。