期間限定の構造見学会

期間限定の構造見学会

小国杉の産地視察で熊本まで行ったのが去年の秋
そして、小国町から杉が届き、家の骨組みとなりました。
地熱乾燥と言う独自の技術で仕上げた杉の美しさを、ぜひ見ていただきたい。
久しぶりの構造見学会開催です。
こんなに暑い時期に構造見学会、きっと当日は猛暑だと思います。
見学いただく段階は、建て方が終わり、屋根工事が完了し、
外壁も合板が貼れて、家全体を断熱材で覆った状態です。

その断熱材は、セルロースファイバー
セルロースファイバーは新聞紙(古紙)と硼酸でできています。
木が本来持っている、一定の湿度を保つ「吸放湿機能」や「断熱性能」といった
優れた機能をそのまま受け継いでいます。
例えば、野菜を冷蔵庫に保管するときに、ナイロンの袋に入れるよりも
新聞紙に少し水を浸して野菜を包んだ方が長持ちします。
また、冬山をめざす登山家は、お腹に新聞紙を詰め込んで寒さから身を守ります。
もっと身近なところでは、焼き芋は素手では火傷しますが、
新聞紙で包むと手に持っておいしくいただけます。
何気ないところで、昔から日本人は新聞紙の調湿性と断熱性の効果を
生活に利用してきました。

その新聞紙を使った断熱材
現場に空調設備はありませんので、決して涼しくて快適ではないです。
けれども、何となく外気より涼しい、そして静か。
それは感じていただけると思います。
詳しくはhttps://akaikoubou.com/kouzou-kengaku/







神戸市では、六甲山の活性化を推進するため、 2017年度から六甲山上の遊休施設を利活用した「賑わい創出事業」を募集し、 山上の活性化に貢献する民間事業者による提案事業の実現を支援しています。

神戸市では、六甲山の活性化を推進するため、
2017年度から六甲山上の遊休施設を利活用した「賑わい創出事業」を募集し、
山上の活性化に貢献する民間事業者による提案事業の実現を支援しています。

その候補事業として選ばれた 太陽鉱工株式会社さまの
「和洋折衷の意匠を活かした既存建物内外装改修工事を行い、
観光客を対象としたレストランに転用する」
と言う事業の工事を請負わせていただくこととなりました。

神戸市のシンボル六甲山 現地を一緒に訪れたのは
神戸R不動産さんと才本設計さん 顔なじみの方々です。
会社の保養所として活用されてた建物は老朽化が進んでおり
2棟のうち、1棟は建て替え、もう1棟は改修工事との計画
建て替え部分は保養所として斜面地を使った景色を楽しめる場所へ

その斜面地では、ただいま基礎の工事中です。
高さレベルも5段階あり、入念な打ち合わせの元
工事が着々と進んでいます。







「neo yoriai」

「neo yoriai」

先日のプレオープンにはたくさんの方々に足を運んでいただき、感謝いたします。
2023年の初めにこの家と出会い、古民家改修工事を終え
新しい出発の日を迎える事ができました。。

neo yoriai この言葉には、今までの事も、
そしてこれからの未来の事も考えた想いのつまったネーミングです。
むかしむかし、人々はお隣同士、同じ地区で、助け合い協力し合い生きてきました。
そして、今日、その関係性は大きく変わってきています。
それが決して悪いことでなく、進化だと捉えて今の現実を受け入れる器として、
neo yoriaiは活用されていくものと考えています。
プレオープンに来ていただきました皆様には、その想いが伝えれたと思っています。

古民家を再生する事は、古いものを大事にする事はもちろん、
新しいもの、新しい考えを取り入れなくては、古民家再生は成り立ちません。
古いものを古いまま再現してもそれは単に同じことを繰り返してるだけ。
古民家再生は、今の時代に蘇らせる事 目的を持たせる事

これからの暮らしを語る みんなの未来に必要な場所となります。

最後に偶然にも埼玉から帰省中の旧主の有井様からは最高のお言葉を。
実家が素敵なコミュニティの場へと変貌を遂げた姿をご覧になって、
こんなに驚いた事はない、こんなに嬉しい事はない、と。
感極まりながらに話される有井様の姿を見て、
施工者冥利に尽きる! 私も嬉しさを噛み締めた瞬間でした。

neo yoriai よろしくお願いいたします。

 









「neo yoriai」

「neo yoriai」

これからの暮らしについて
共に語らうことができる新しい形のコミュニティーです。

かねてよりお知らせしておりましたプロジェクト
あかい工房の古民家モデルハウス「neo yoriai」
完成お披露目会を開催させていただく運びとなりました。

7月6日土曜日14時~ 参加無料

第一部 赤井・森屋・今津による座談会
第二部 施工に携わった職人たちの話し
第三部 生け花デモンストレーション
第四部 関学の学生たちによるプレゼン

お申込みはこちらから

https://akaikoubou.com/neo-yoriai/


7月7日/13日 完成見学会を開催します!

7月7日/13日
完成見学会を開催します!

日程:2024年7月7日(日)・13日(土)

への字型の平面形状にスキップフロア
一風変わった住まいを是非この機会にご体験ください。

時間(両日)※各時間 2組 予約制
10:00~
11:30~
13:00~
14:30~
16:00~

あかい工房が対応できます日時は13日のみになります。

ご予約いただいた方に現地所在地をご案内いたします。

参加ご希望の方は、お問い合わせフォームより受け付けております。
※お問い合せ内容の欄に必ず、下記の内容をご明記ください。

① お名前
② ご住所
③ ご連絡先
④ 参加人数
⑤参加希望日時(第一希望、第二希望、第三希望)
※スリッパ及び手袋は現地にてお渡しいたします。

スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。


甲陽園の家 完成見学会開催いたします。

甲陽園の家 完成見学会開催いたします。

お施主様のご厚意によりオープンハウスを開催させて頂きます。
場所は西宮市甲陽園。への字型の平面形状にスキップフロア
一風変わった住まいを是非この機会にご体験ください。

7/7(日曜日)7/13(土曜日)各時間 2組 完全予約制
10:00~
11:30~
13:00~
14:30~
16:00~

尚、あかい工房が対応できます日時は13日のみになります。

お問い合わせフォーム 希望のお時間もご記入ください。
https://akaikoubou.com/contact/

 


熊本の小国町から木材が到着しました。 私も施主様も待ち望んだ建て方の日となりました。

熊本の小国町から木材が到着しました。
私も施主様も待ち望んだ建て方の日となりました。

小国町を訪れたのは去年の9月
他にない地熱乾燥の技術、その技術から生まれた優しい表情の小国杉
昨日の事のように思い出されます。

施主様のふるさとの木を使いましょう。この一言から始まり、
構造材はもちろん、化粧合板として、小国杉合板Layer(レイヤー)
そして、美しさに一目ぼれした小国杉の床材の採用
現地の方々の森林や木材に真摯に向き合う姿もまた
採用の決め手となりました。

晴れの上棟日
小国杉の姿が、青空に映えています。
棟木を施主様に納めていただき、これから長い工事が始まります。
大切に育てていただいた小国杉を、今度は私たちの手で、
家を支える構造材、家を彩る仕上げ材として輝かせる番です。
視察をして小国街森林組合の方々のこだわりや価値観を知ったからこその
責任がそこには、あると思います。

建て方の日、つくづく木材の良さを再認識した日となりました。

 








神戸市北区 平屋の大規模改修工事着工しました。 いまどき流行りの平屋でなく、本当の平屋ってこういう家の事なんだって 本当の平屋を見てくれって言いたい気持ちを押させてこの記事書いてます。

神戸市北区 平屋の大規模改修工事着工しました。
いまどき流行りの平屋でなく、本当の平屋ってこういう家の事なんだって
本当の平屋を見てくれって言いたい気持ちを押させてこの記事書いてます。

とても穏やかな地域の神戸市北区
訪れると田舎の良いところってこういう所なんだなって感じる事ができる場所
そこに平屋のお家があり、購入して今回の大規模改修工事となりました。

大きさはご家族で住むにはぴったりな無駄のない平屋。
同じ大きさでも、2階建てになるとトイレを2階にも欲しいと言う方が多い中
平家にはもちろんトイレは1つ
そう言った一つ一つの無駄がないのが平屋

昔ながらの裃の和室2間と縁側をみんながくつろげるLDKへと変える計画です。
土壁の間仕切り壁なので、柱はそんなに多くはないけれど、抜けない柱が均等に6本。
計画していたキッチンの配置と重なるため、急遽、配置を変更
天井裏もかなり大きなスペースが取れるためロフトもありで、
解体してから決めようと打ち合わせしてましたが、
実際に現場を見てロフトは無しに決定。天井の勾配の形状も現場を見て変更。

施主様との打ち合わせはこまめに必要ですが、型にはまった「あかいの家」ではなく、
施主様それぞれの理想の家、その希望を出来る限りかなえたいと思うから、
一つとして同じ家はなく、現場での変更は当たり前なあかい工房の家づくり
それを理解いただけるお客様にお出会いできた事も、有り難いお話で、
着工日を、ワクワクしながら向かえます。
さあ、どんな平屋になるのか楽しみです。

 








ランドスケープ工事が着々と進み タイニーハウスの建て方の運びとなった 「VillEdgeプロジェクト」 いよいよ工事も佳境へ

ランドスケープ工事が着々と進み タイニーハウスの建て方の運びとなった
「VillEdgeプロジェクト」 いよいよ工事も佳境へ

テントではなく家のような、それでいて特別感満載のグランピング施設
「こもりのもり」
やまもりサーキットに新しい施設が誕生します。

小さいけれど機能性抜群の建物2棟 「塔 と 十字」
坪数は、10坪ほどで、構造材のボリュームは、2棟で住宅の約半分
しかし、細かい仕事を必要とするため建て方も一日仕事
屋根の軒先の出を美しく見せるための技や、合板化粧の場合の納め方など、
当たり前のようで当たり前でないところを、あうんの呼吸で進めていく大工たち

本当に職人を愛おしく思う瞬間は、こんな時です。
普段は普通のおっさんたち。けれど自分の仕事となると、
自分が一番いい仕事をすると言う自負とともに、良いものを作り上げる真面目さ
ランドスケープとの関係性や見え方を事細かく打ち合わせ。
宿泊いただいたお客様目線で何が見えるか、何を感じてほしいのか。
オーナー様、設計士、みんなでセッションした想いが詰まったタイニーハウス
それを技で引き継ぐのがチームあかいです。

たくさんの人がここを訪れ、夜には綺麗な星空を眺めながら、
ストーブで暖を取り、草山の朝を迎える。
そんな風景を頭に思い浮かべながら、プロジェクトは遂行されてきました。

pucapuca communeから始まり、コワーキングスペースViilEdge、ランドスケープ、
そしてタイニーハウス「こもりのもり」
夏のOPENへ向けて、走り続けています。

https://yamamori-cct.com/

 









神戸市指定景観資源 近世住宅第1号 旧小西家

神戸市指定景観資源 近世住宅第1号 旧小西家

北区淡河地区の東端に位置する、旧小西家
広い中庭を囲うように2階建の母屋、平屋の納屋、5棟ある土蔵から構成される
旧小西家住宅は淡河地区で最大級の屋敷構えで、
幹線沿いであることから周辺からの視認性もよく
みなさんも目にされた事がある古民家です。

街の景観形成を図る上で特に重要な価値が認められた建築物として、
「神戸市指定景観資源」として指定されました。
歴史あるこの建物を後世へと保存すべく、新しく人々が集う場所へと活用すべく、
改修工事を実施いたしました。

連なる土蔵の漆喰壁は剥がれ落ちていたため新たに真っ白な漆喰で化粧直し。
元々は屋根でひと繋がりになっていた建物ですが、消防法のしばりもあり、
屋根の切り離し工事を行い新たな外壁には焼杉と木製の窓を設置
母屋はベーカリーレストランとして、そして納屋は物販スペースとして
用途変更もして、3つの空間が生まれました。

趣きを残しながら、現代のニーズにあった工事を施す。
だんだんと、古民家が見直され活用される事が増えてきた今日
この小西家も補助金制度の活用もあって、工事が実施されました。

神戸市の古民家に対する制度や考え方が著しく変化を遂げています。
良い方向に動いてる事を喜ばしく思う一方で
法の整備が遅れてる場面にも遭遇します。
登記上の権利関係、都市計画法、消防法などなど。

まだまだ古き良きものを残していく上で乗り越えるべき壁はありますが、
旧小西家の工事は、大きな第一歩ではないでしょうか。









家と、暮らし【まちなか休憩スポット】アップしました。

神戸市の公募型プロポーザル「まちなか休憩スポット」
総合運動公園のプロジェクトが完了しました。

「家と暮らし」よりご覧いただけます。


神戸市の公募型プロポーザル「まちなか休憩スポット」 総合運動公園のプロジェクトが完了しました! デザイナーの細川夏樹さんチーム、MuFFさん、 学生有志とも協働して完成したプロジェクトです。

神戸市の公募型プロポーザル「まちなか休憩スポット」
総合運動公園のプロジェクトが完了しました!
デザイナーの細川夏樹さんチーム、MuFFさん、
学生有志とも協働して完成したプロジェクトです。

多様な行為を誘発する居場所
総合レクレーション施設に併設しているという立地特性を活かし、
休憩スポットに求められる「憩う」「くつろぐ」「交流する」という行為だけではなく、
能動的に身体を動かしたり、友達や家族同士で写真を撮って楽しめるような
仕掛けのあるベンチ『FUN!ture』を設置しました。

港から見た六甲山の稜線連なりをイメージし、
計画地南側のメイン動線に対して開くような形状とすることで
視認性を確保しつつ立ち寄りやすくなるような配置計画としています。

また、多様な行為を誘発する居場所のための仕掛けとして、
サインや立体ピクトグラムを随所に設置しました。
ピクトグラムと同じ行為を促す仕掛けなどを散りばめており、
利用者の方々に利用してもらうことで完成するデザインです。

利用されている光景はSNSなどで発信したり、誰かに伝えたくなる居場所となります。
モニュメントとしてのベンチではなく、
様々な行為が生まれることで思わずカメラを向けたくなるような
サインデザインを神戸を拠点に活動するデザイナーとともに考案しました。

所在地 :神戸市
用途  :屋外ベンチ
計画面積:692.00㎡
設計監理:今津修平+矢野直子+織田楓花
設計協力:学生有志
サイン/ピクトデザイン:細川夏樹+林加津葉
施工  :あかい工房
サイン :C.RAFT
竣工  :2024年3月
写真  :Harry
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