上棟式 ものづくりをおこなうことに「神が宿る」と言う 言うなればある種の敬意が反映された儀式だと。

上棟式 ものづくりをおこなうことに「神が宿る」と言う
言うなればある種の敬意が反映された儀式だと。

1月に地鎮祭をおえた甲陽園の家
建て方の運びとなりました。
地鎮祭でもそうですが、上棟式でも
建物の守護神と工匠の神に、棟上げまで工事が無事に進んだことを感謝し、
工事が完成するまでのご加護とお家の永遠堅固を祈願する儀式となります。
このときにお祀りする神様は、
「手置帆負命(たおきほおいのみこと)」
「彦佐知命(ひこさしりのみこと)」
「屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)」
それぞれの神様にもいろんな諸説があり、調べてみると中々面白い
余談ですが、トイレの神様も本当にいらっしゃいます。
「烏蒭渋麼明王(うすさまみょうおう)」です。

その神々に祈願する儀式の一つ「槌打ちの儀」(つちうちのぎ)があります。
棟木を打ちおさめる儀式です。
あかい工房では、施主様ご家族にこの儀式をおこなってもらいます。
永遠にこの棟(家)が何事もなく丈夫でご家族が幸せに過ごせるようにと
願いがこめられています。
カーン、カーンと力強い木槌の音が身体にも響き渡り、身も引き締まります。
今日この棟上げの日を迎えられたお施主様
棟を無事挙げられた感謝の気持ちを込めて
これからの工事を安全に進められるようにと
神様に願いを込めて

 








家と、暮らし【ペットと暮らす家】アップしました。

家族の一員の犬、猫と過ごす広いリビングは
家族一人一人一匹一匹の自分の居場所

「家と暮らし」よりご覧いただけます。


今からのリフォーム、自分のためのリフォーム、 犬と猫のためのリフォーム、住みながらリフォーム、 そんなリフォームのお話です。

今からのリフォーム、自分のためのリフォーム、
犬と猫のためのリフォーム、住みながらリフォーム、
そんなリフォームのお話です。

三田市の市街地 昔からなじみのお施主様
お母さんのための介護リフォームやいろんな工事をしてきたお家
今すべきリフォームは、自分たちが住みやすい家へのリフォーム
そう考えられた施主様、とても大きな決断だったと思います。

昔ながらの裃の和室。家の一番いい場所に配置された客間の和室
その和室をメインのリビングへと大改造です。
家族の一員の犬と猫 我が家にも犬はいますが、やはり家族の一員です。
みんながより住みやすいように、ペットたちの生活動線も考えます。
ここでご飯を食べる、ここがトイレ ペット用品はすぐに取れる位置に収納などなど。
そして足腰の負担を考えて採用された床のコルクタイル
やわらかく掃除のしやすい素材です。
そして壁にはキャットウォール 家族みんなが一同に揃うリビングへと変りました。

見た目だけでなく、新しいリビングを囲む壁、床、天井には、
断熱材セルロースファイバーを吹き込んで、リビング全体の断熱性能をあげました。

そして、もう一つ収納部屋として使われていた応接間
壁には、たくさんの本が収納できる本棚
踏み台になるボックスの中には、お父様の趣味のレコード盤。
娘さんの趣味の多肉植物 ピアノにギター
この空間もゆっくりと時を過ごす場所へとリフォームいたしました。

そして玄関です、
かなりの段差のあった玄関には、大容量のクロークを作り、
その中に一段の段差をつけて、あがりやすい玄関へとリフォームいたしました。
玄関の趣きはそのまま残して。

住みながらだこそ、お施主様とコミュニケーションはよく取れました。
制約はあるけれど、普段の生活スタイルを変えずにリフォームできると、
犬、猫にとっても環境の変化が少なくメリットと言えるでしょう。
この広いリビングで家族一人一人一匹一匹が自分の居場所で。
ぞれぞれの時間を過ごされる事でしょう。









neo yoriai

neo yoriai

長尾町の古民家モデルの名前が正式に決まりました。
「neo yoriai」
neoには、新しい、復活した、特定の文化や技術、革新的な
などの意味があります。

そして昔からよく使われる「よりあい」
「yoriai」は、人間性、繋がり などの意味です。

ジオメトリックなneoと人とのつながりを表現したyoriaiの筆記体
この二つを組み合わせてロゴが出来上がりました。

地域の方々のつながる場所でありたいと
この地域のために何が出来るだろうと私たちで考えた答え
それが neo yoriaiです。
きっと沢山の方が出会う、この場所でどんな化学反応が起こるのか?

そしてすでにSNSなどで発信している
離れのコーヒーショップ「SPIN-OFF COFFEE」
SPIN-OFFは 副産物、裏側などの意味があります。
コーヒーを主軸に様々なものを発信したりする中に
長尾町の魅力の発信や、里づくりの拠点施設としての活動など
コーヒーを通じてできる人とのつながり、町とのつながり
それがこのコーヒーショップの副産物となります。

似てないようで実は似ているこの二つの名前
長尾地区に新しい場所、楽しい場所が出来たよ、
ちょっと寄っていかない?名前はね、     、
なんて、そんな言葉が聞ける日を目標に。

SPIN-OFF COFFEE
4/20・21 プレオープン
4/27 グランドオープン
ぜひお立ち寄りください。
https://www.instagram.com/spin_offcoffee/
https://www.threads.net/@ke1j1ek









家と、暮らし【今田H邸】アップしました。

室内から愛車を眺められ、趣味も団らんも満喫することができる
ガレージハウス

「家と暮らし」よりご覧いただけます。


お祖父様からお孫さんへの粋なプレゼントは地松材

お祖父様からお孫さんへの粋なプレゼントは地松材

神戸市北区 穏やかな田園風景のつづく地区にそのお家はありました。
先祖代々続く大きなお屋敷
施主様のお祖父様は、納屋にたくさんの地松を保管されてました。
お孫さんが、その地松を利用できないかと、
考えられたのがその地松が眠る納屋をご自分たちの住まいにする計画でした。

約30年眠っていた地松は、反りがあったり虫害をうけてたりと
そのまま利用する事はできません。
一度、地松たちを岩崎木材へと運び、選別し加工し、再び現場へと。
構造材、羽柄材として役割を持たせて蘇らせる。
こんな工事が楽しくないわけがありません。
私たちもわくわくしながら、ほっこりしながら、お祖父様の想いに触れた日々でした。

お引渡しの日、施主さまのお子さまはロフトへ登り大はしゃぎ。
勾配屋根と太い丸太の梁、小屋を模した秘密基地、
私たち大人にとっても理屈抜きで落ち着く空間です。

そして地松は新しい化粧柱や化粧梁として、
当時からの既存柱と違和感なく溶け込んでいます。
きっと同じこの場所で同じ時間を刻んできたからでしょう。

次の世代へと地松を贈られたお祖父様
地松を活用しようとの想いを持たれたお施主様
そしてその地松を活用する設計をされた設計士のお二人
良いものを次の世代へと繋ぐ仕事ができました。







「根回し」をした樹木は、新しい根で大地の滋養を吸収し、 新しい場所にしっかり根付かせようと勢いよく大地を進んでゆく。 仕事成功のカギも「根回し」です。

「根回し」をした樹木は、新しい根で大地の滋養を吸収し、
新しい場所にしっかり根付かせようと勢いよく大地を進んでゆく。
仕事成功のカギも「根回し」です。

自然が広がる丹波篠山の草山エリアで進行中の「VillEdgeプロジェクト」。

落葉する前の秋に選定した中低木から高木まで多種多様な樹木。
まずは根回し作業から
幹の周囲にスコップを逆向きに差し込んで掘り、
細かな根っこを念入りに断ち切ります。

この根回しは植え替え後にも植物がしっかり根付くために必要な大事な下準備。
物事をうまく進めるために、あらかじめ必要な準備をしておくこと。
一般的に使われる「根回し」という言葉は、この移植作業が語源だとか。

樹木に付いた土は崩さぬよう、根鉢の状態にして掘り起こしたら、
麻布と麻縄でグルっとしっかり巻きます。
根巻きというこの作業も、樹木の命である根っこを乾燥から守るために必要な大事な作業。

些細な部分までコツコツと準備万端という意味合いで
「根掘り葉掘り」という言葉があるように、
こういった下準備の大切さも学べた貴重な体験。

「こんな作業ができる体験はなかなかできない」
「植物の命をつなぐことにもなる、すごく気持ちの良い体験だった」
と、大変な作業ながらも清々しい充実感のあった一日でした。

移植先のランドスケープ工事は着々と進んでいます。
こちらについてはあらためてご紹介したいと思います。











「神戸市指定景観資源」ってご存知ですか? 神戸市では、「神戸市都市景観条例」基づき、都市景観の形成を図る上で 特に重要な価値があると認められた建築物等を 「神戸市指定景観資源」として指定しています。

「神戸市指定景観資源」ってご存知ですか?
神戸市では、「神戸市都市景観条例」基づき、都市景観の形成を図る上で
特に重要な価値があると認められた建築物等を
「神戸市指定景観資源」として指定しています。

江戸末期に建築されたとされる農家住宅
小西家住宅の保存活用改修工事が着工。

淡河町の幹線道路沿いに建つ気品ある母屋を中心に、
付属する納屋と連続する土蔵などで構成され、
この地域でも最大級の屋敷構えを持つ歴史的な建物です。

小西家も、2023年8月に「神戸市指定景観資源」として指定されました。

このお墨付きをもらうと、「景観形成助成」の対象となり、
建築物などの外観意匠の修繕工事などを行う際に
助成を受けることができ、今回もその補助金が活用され、
外壁の漆喰補修や焼板貼りなどの工事が進行中。

これまで全36棟の建築物が景観資源として指定されています。
その建物たちも、洋風の近代建築から茅葺民家までと様々。
異文化が交流する町として栄えた港町神戸の景観と、
北区や西区を中心とした田園風景が残る里山神戸の景観がある
神戸らしい助成制度だと思います。

そして、こういった歴史的な建築物に価値を見出し、
自治体が助成を行う制度があることは
市民にとってもとても心強いことであり、
何よりその街独自の歴史ある景観が保全継承されることは
大変意義のあることかと思います。

この工事では「里づくりの拠点施設等整備支援事業」という
助成制度の活用もあり、内部の耐震化やトイレの改修工事など、
この建物に新たな魅力を生み出す工事が進みます。

このような助成制度が他の自治体にも広がり、
魅力ある街づくりに活かされることを切に願って。

設計:才本建築事務所 https://www.saimoto-arc.com/









里山で仕事する、里山と仕事する。

里山で仕事する、里山と仕事する。

丹波篠山の草山地域で工事中のVillEdgeプロジェクト。
この度、コワーキングスペースがプレオープンいたしました。
豊かな自然に囲まれた里山の中で創造的な仕事に取組める
とても楽しいスペースとなりました。

以下、オーナーさまSNSよりご案内させて頂きます。

丹波篠山の草山地域で、コワーキングスペースを開業します。
場所はキャンプ場、やまもりサーキットの一角。
この3月はプレオープンで無料開放しますので、是非お越しください!

▼プレオープン申込みURL
https://forms.gle/zHZUJ7ifvYaCeivx5

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◾️VillEdgeに込めた思い

"縁(Edge)"のある"村(village)"

キャンプ場開業から今年で5年が経ちます。
この5年、里山環境のある草山地域で事業を続け、出会った人たちは、
"キャンプ"よりも"里山"という言葉で繋がっていました。
僕の周りは驚くほどキャンパーが少ないです笑

山で狩りをする人、森の未来を考える人
Uターンで新規就農する人
野生動物から人の健康を考える人
建築が本業なのに、山でのコミュニティ作っちゃった人
みんな職場は違えど、里山でつながり、
1つの村のような関係性ができています。

また、
里山の環境には縁(ふち)=edgeがあります。
二つの環境が交わる縁には、多様性が生まれ、里山を豊かにしています。
仕事も一緒。
多様な人々や思考が混じり合うから、新たなプロジェクトやビジネスが生まれていきます。

僕は里山で、そんな場所をつくりたい。
里山でしかできない仕事を、多様な人々と共に。
だから、やまもりサーキットというキャンプの場を飛び出して、
VillEdgeという里山を考える場をつくりました。

皆さんも、我々と一緒に、自然と交わる仕事、考えてみませんか。
里山、森、山、地域振興、丹波篠山
興味ある方は是非一度お越しください。
お話ししたい方は、必ずアポイントくださいね!

 









木材の表面を高温で焼き、炭化させる事によって、 表面を保護し、腐りにくく、虫害の被害を防ぐ外装材「焼板」 西日本の地域で使用される伝統技法です。

木材の表面を高温で焼き、炭化させる事によって、
表面を保護し、腐りにくく、虫害の被害を防ぐ外装材「焼板」
西日本の地域で使用される伝統技法です。

北区長尾町で工事進行中の明治時代に建てられた古民家を
田園風景の望めるコワーキングスペースとして
再生させるプロジェクト。

建物は大きな銅屋根で覆われた茅葺き母屋、
隣接する離れと蔵とで構成されています。
そしてその蔵の外壁に上貼りする焼板を
関学の建築学部の学生さんたちとつくり上げる活動を
行なっています。

焼板といっても既製品を使っては面白くない。
三角焼きといって、板3枚を三角柱状に固定して表面を焼く
伝統的な焼板の製法でしっかりと焼き上げます。
板は現場にあった畳の荒床や、
別の改修現場で保管されていた古材を活用。

焼き上がった板を、顔を真っ黒にしながらブラッシングし、
浮造り状に仕上げて板は完成。

そして先日、下地となる胴縁を取り付ける作業を実施。
あとはカットした焼板をウロコ貼りしていく最終工程です。

ものづくり体験、古民家再生というリアルを体験できること。
学生さんたちがこれから建築の世界に羽ばたくにあたり、
この活動での経験が少しでも役に立てれば嬉しい限りです。

なお、この古民家では今後も様々なイベントを行い、
地域の賑わいを創り出していければと考えています。

3月17日(日)神戸茅葺きネットワーク主催の
「第9回古民家すまい塾」を開催します。
古民家リノベと利用法について学べ、
焼板づくりを体験できるプログラムもございます。
ぜひ、お越しください。









愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って 理由なんて訊かないでね 今だけすべて忘れて 笑わないで受けとめて 本当の私を いつまでもそばにいて

愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って
理由なんて訊かないでね
今だけすべて忘れて 笑わないで受けとめて
本当の私を いつまでもそばにいて

入社6年目の植田君の
結婚式披露宴に参列致しました。

いつも意識している事、あかい工房の家は『対話』で出来ている

それは家庭でも友人関係でも言える事です。
会話と似てる対話
会話は、今日はいい天気ですねなどの日常会話
対話とは、お互いの立場や意見の違いを、話し合い一緒に解決する手段。

この結婚式を迎えるにあたって、植田夫妻はたくさんの対話をした事でしょう。
これまでの生まれも育ちも違う2人がこれからどんな関係を築いていきたいのか。
育ててくれた親への感謝、友人や仲間への感謝をどう伝えるか。など
そんな対話を繰り返し、今日と言う日を迎えた事と思います。

今日この対話の大切さを植田夫妻からプレゼントしていただきました。

次は私たちの番
お客様との対話、打ち合わせなど設計事務所との対話、現場で職人との対話、
すべてが同じ方向を向いて、より良いものを作ろうとする気持ちがあれば
対話は自然と生まれます。
対話の大切さを再認識させられた一日でした。

末永くお幸せに。









見た目だけじゃない 子育て世代の断熱リフォーム

見た目だけじゃない
子育て世代の断熱リフォーム

垂水区某所にて中古住宅を購入された
子育て世代のご家族のリフォーム工事が進んでいます。
現在のお住まいの須磨の雰囲気に似た景色に魅了され、
この場所を気に入り購入を決意されました。

オープンハウスにも何度か足を運んで下さり、
見た目だけではなく、断熱性能もしっかりとした
あかい工房のリフォームに共感いただきました。

限られた予算の中で優先順位を決めて、
LDKのある1階は全てスケルトンにして耐震補強のうえ、
床壁天井を高性能な断熱材に入れ替え、
2階は天井の断熱材を入れ替えました。
そして全ての窓に内窓を設置し、断熱性能を大きく向上。

2024年度も「子育てエコホーム支援事業」や
「先進的窓リノベ2024事業」など
住宅省エネに関する補助金が国から発表されました。
こういった補助金もうまく活用しながら、
断熱性能をしっかり上げた家づくりをお勧めします。

工事はまもなく仕上げの段階。
3月末頃にご家族と一緒に行う植栽工事に向けて、
樹木の選定も行いました。
お子様の入学式の頃には、色付き始めたお庭を眺めながら、
新しい生活を楽しめるといいですね。