完成見学会 開催いたします。

完成見学会 開催いたします。

12月25日クリスマス
お施主様のご好意で完成見学会を開催いたします。

里山モデルハウスをご覧いただき、
今のお住まいの現状を見させていただいたり、
一緒に、高知へ土佐材の視察にも行きました。
幾度と打ち合わせを繰り返し、他愛もない話をしたりと、
施主様と過ごした時間が長くなればなるほどに、
ご希望やこだわりを共有する事ができます。

お出会いから、完成まで約1年半
(あかい工房では平均的な年月です)
完成した家にはそのご家族ならではの、
こだわりや夢がたくさん詰まっています。
ぜひご覧ください。

12月25日土曜日  先着順 完全予約制
10時~15時(1時間単位)限定6組

お問い合わせ
078-986-5348

info@akaikoubou.com

   


W受賞 地域材利活用建築デザインコンテスト

W受賞 地域材利活用建築デザインコンテスト

応募していた作品が公開審査まで残り、優秀賞を受賞しました。

FARM CIRCUS
3つの小屋と3つの庭の連続性から生まれる多様なシーン
MuFF+あかい工房

講評から、
フルーツフラワーパーク・大げさに言えば神戸市の
リノベーションに役立ってる建物である。

分棟配置で、集落のような空間を作った事と、
意図的に、県産材を使おうと検討しながらも、
木々した建物でなく、自由自在に使っている、
そういうところが、おしつけがましくなくって、
自由で若々しく、非常に好ましく思えた。

また、FARM CIRCUSってモデルハウスだと思う。
これからの社会の公共建築、商業建築の魅せ方など、
公共性のある建物のモデルになっている。

来場者が、家を作ろうかなって考えた時に、
FARM CIRCUSみたいな家を建ててほしいって
考える手がかりになるんじゃないだろうか?

広い視点、いろんな視点から評価できる、
それはもちろん、木を使う事によって生まれてる。

地域産材を使いながらも、テントと木を組み合わせたバランスや、
商業施設で、木を使い心地よい空間を作った事が、評価されました。

また、奨励賞には、今田のH邸が選ばれ、うれしいW受賞となりました。

 

 

 


共同住宅も建てるあかい工房

共同住宅も建てるあかい工房

ここは、三田市の旧市街地
今日も大工の仕事をする音が聞こえてきます。

ローコストな共同住宅も多い中、
いつものメンバーで仕事がしたいとの依頼を受け、
10月の雨の日に上棟をしたこの物件は、
木造2階建て4件の共同住宅「コーポHighBear」
オーナーは、チームあかいのメンバーのあつでん。

どんなに腕がよくても、一軒の家は、大工ひとりの力では完成しません。
たくさんの、業種の職人が参加して、気持ちをひとつにして出来上がります。
私たちが木の事では妥協できないように、彼も電気の事に関しては妥協しない強い信念で
仕事をしてくれてます。

現場では、いつも厳しい顔をしている彼ですが、たまに笑顔になる時がある。
それは、「納得のいく仕事ができた時」と「お施主様の笑顔が見えた時」。
現場で、見つけてください。彼の笑顔を。

 

 


家と暮らし【東灘区H邸】アップしました。

歴史を感じる古家のリフォーム。

「家と暮らし」よりご覧いただけます。


再建築不可物件だからこそ出来た事は

再建築不可物件だからこそ出来た事は

灘区K邸の工事中、東灘はここから近いですか?と宮田さん
鎌倉市の設計士さんが神戸で続けて2件目なんてビックリです。

現場をみれば再建築どころか、
解体搬出から材料搬入は、どうしようか?
近くに駐車場はないのか?など
工事着手にあたり難題だらけでしたが、そこはチームあかい。
業種を超えた連携で完成致しました。

以下宮田さんのHPより

場所は神戸市東灘区。地域の特性は把握しきれていませんが当該地域は区内でも
ひとつひとつの筆も広く、家の大きさにも余裕を感じるいわゆる高級住宅地のよ
うです。

クライアントは30代ご夫婦と小さな子供の共働きスタイルで、
ウチの存在を以前からご存じだったようですが遠方からの依頼は無理だろうとあ
きらめていたところ「神戸1号」の進捗を知ったクライアントは思い切って問い
合わせをくれたわけです。
「いいなぁ」「無理だろうなぁ」「あ!神戸でやってる!」
「まずは連絡だ!」という流れ。

前述した通りワンランク上の高級住宅地に建つこの家は、
なんと再建築不可物件!いいですね。
個人的には大賛成だし再建不可物件の大規模改修は法的にも問題なし。
安く買って工事費のウェイトを大きくし自分たちらしく豊かに暮らす。
そういうところに価値観を見出す人は一定数います。
専門サイトもあるくらい。

それなりのダメージは想定していた古家ですが、
解体してみると小屋組には立派な丸太梁が複数本掛かっていたかと思うと
増築部の構造はいつ崩れても不思議ではない脆弱な架構だったりと
歴史を感じる支離滅裂感。
もちろん着工後の設計変更でいいところは見せつつ、悪いところは是正しつつ、
できる限りのバージョンアップ。
小屋を組み直したり減築したりもしましたが仕様についてはいつもの素材で
ウチらしさ満点です。

遠方から声を掛けていただけるとやはりうれしいですね。
星の数ほどある設計事務所の中から500km以上離れた
ウチを選んでいただいたのかと思うと俄然張り切ります笑。
それに安くない交通費を支給していただくわけですから
そんな想いに応えなくてはいけません。
顔合わせの時の緊張と不安でいっぱいだったクライアントの表情が
設計→工事→完成の進捗とともに徐々に
安心・満足の表情に変わっていったのがとても印象的でした。
ありがとうございます!


建築家にとって気持ちのいい現場とは

建築家にとって気持ちのいい現場とは

設計は宮田一彦アトリエ

神奈川県鎌倉市からすると灘区は
ウチの仕事でいちばん遠い家、そしていちばん大きい家。

あかい工房と、タッグを組むと
こんなすばらしい家に変貌しました。

以下宮田さんのHPより

クライアントは30代ご夫婦の共働きスタイルで、
26年前の震災にも耐え抜いた築56年の古家の大規模修繕です。

祖父が建てたこの家を孫が再生。すばらしいことです。

震災の傷跡が散見され、内外共に劣化も進んでいたのですべてに手を加えました。
もう既存の面影はまったくありません。

そして目指したのは「60年前に新進気鋭の建築家が作ったモダン住宅」。
設計段階では常にミッドセンチュリー期の日本を意識しています。

試行錯誤しながら新しいことを模索しつつ、
自分たちで戦後の日本を変えてみせるという気概。

そんな時代の建築をイメージしています。いかがですか?

残されてきた古いものが好きで、壊されていく街並みが忍びなくて、
そんな想いではじめた古家の再生ですが、気が付けば25年。

キーワードは「わきまえる」「よりそう」「つくろう」「しつらえる」
つまり奇をてらうようなことはせずに粛々と、です。

先の見えないご時世ですが日々ガンバります、楽しみます!

 

 


計画パースを見た時、おもわずニンマリした施設が上棟しました。

計画パースを見た時、おもわずニンマリした施設が上棟しました。

ウッドショックの中、国産材を多用した休憩施設の上棟です。

日本の、住宅の建築等に使われる木材の7割弱が輸入材である今日、
新型コロナウイルス感染症による影響により、アメリカでは膨大な財政出動と低金利政策が取られた結果、
リモートワークで自宅にこもるようになったアメリカ市民が住宅を郊外に新しく購入したり、
リフォームを行ったりする流れが進み、日本への輸入材不足と高騰をきっかけに国産材へ切り替えられ、
そのあおりを受け、国産材も高騰しております。

しかし、国内林業は労働力不足、市場価格が維持できないなどの構造的な問題や
国産材の性能では代替できないなど、簡単に国産材の供給を増やすことが
難しいという課題を抱えています。

計画通りの工程では入荷未定な輸入材を待つわけにいかず
構造設計を交え国産桧材・杉材に代替案と同時に、早くから材料確保に奔走しました。

桧材は兵庫県産材・杉材は土佐馬路村にて製材乾燥された構造材は加工場に運ばれ、
ドイツのフンデガー社の特殊加工機で曲線を加工されます。

この曲線加工を用いた計画図を見た時は、実績のある「ランバー宮崎」しか、思い浮かびませんでした。

経験豊富なオペレーターに描かれた三次元架構図から転送される加工データは、
登梁やトラスはもちろん、大断面構造の特殊金物接合まで自由度の高い多彩な加工が可能です。

この施設の建築は、今までの経験値や人脈など、その組み合わせにより、
あかい工房だからこそ、出来たことだと思います。