T邸着工

T邸着工

林崎疎水や緑豊かな田園風景が広がる神戸市西区
でT邸新築工事が始まりました。

入母屋の大きな瓦屋根の母屋の解体工事に着手
事前に再利用する造作材や木製建具は、手作業で取り外し、保管しています。

家財道具も片付き、大型重機での解体が着々と進み、
母屋があった場所が、平地となり、地鎮祭を執り行いました。
その土地の神様を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式です。

地鎮祭が終わると、本体工事へと進んでいきます。
事前にいるか設計集団さんや、プレカット工場と基礎の形状や、施工方法、
構造材の組み方や加工方法の打ち合わせが続きます。

現場では、基礎工事が始まっています。
地鎮祭の時にお預かりした鎮物を、掘り方の時に、家の中心に埋め、
掘削工事を進めていきます。

年内の工事はここまで。
新年早々の建て方に向けて、下準備が続きます。

 


断熱とリフォーム

断熱とリフォーム

三田駅近くの旧市街地にある老舗の理髪店
その建物は、お店と住宅が縦に長くつながった昭和初期の建物です。

今回、お父様と施主様ご家族が同居されると言う事で、
リフォーム工事のご依頼でした。

長い建物は、以前に増築された建物で、
部屋から部屋へと動線がつながっていて、部屋が部屋の役割を果たしていませんでした。

1階は、みんながくつろげるメインのLDK
2階には、書斎スペースもかねたサブリビング。

サブリビングには、洗面台とトイレがついています。

子ども部屋は、好きなイメージを聞いて、仕上げました。

サブリビングから奥の扉を開けると、ご夫婦の寝室へとつながってます。

個々のプライバシーを守り、お互いの存在が感じられる空間になっています。

今回のリフォームは、床・外壁面・天井の下地はそのままで、

収納や部屋の間仕切り壁を変えるリフォーム工事でした。
見た目だけを綺麗にしたように見えますが、一番大きな効果が現れるのは、
天井裏全面に断熱材のセルロースを吹き込んだ事による断熱性能の向上です。

下地材を取り替えずに、断熱材セルロースは施工できます。
施工日数も今回は1.5日で施工いたしました。

見た目には、分からない快適性。
住んでみないと分からない快適性。

「快適性」を考える上で、「断熱性能」は絶対に欠かせないものと考え、
リフォームされるお客様には、いつも薦めさせてもらってます。

そして、してよかったとご意見を聞ける事が何より嬉しく思います。


「IWAKI―旧いわき呉服店―」

「IWAKI―旧いわき呉服店―」

三田市の第三セクター「三田地域振興」が町並みの保存と
市街地活性化を目指して手がけている町家再生事業の一つの
「IWAKI―旧いわき呉服店―」

その中の「日本料理 桶屋町 神田」が今月4日にオープンいたしました。
先だって、施工に携わった日興建設さんとともに、プレオープンに招待いただきました。

ものを作る事。この点において、料理と建築は同じだと考えます。

使い込まれた欄間や床の間などの古材の渋さ、天井裏をあえて古い天井板で隠し、
天井高さを確保した客間、空間全体に流れる無骨な雰囲気が魅力的です。

その雰囲気の中、旬の魚や野菜を活かした創作料理が運ばれてきます。
「一期一会」な料理は、神田氏のこころづくし。

職人の技は、さらなるおいしさ・住みやすさなどの魅力を生み出す事ができます。
こだわりの空間でその魅力を味わってみませんか。

日本料理 桶屋町 神田
0795091529


旧市街地のリフォーム

旧市街地のリフォーム

コロナの影響でなかなか工事着工できなかった三田市の旧市街地のI邸
年内に完成いたしました。

天井裏に眠っていた地松の梁をそのまま活かし、部屋の高さを確保し、
開放感のあるLDKになりました。
先代のリフォーム工事の時に使った無垢材の式台を、今回のリフォームでは、カウンター材として再利用してます。
外壁面と天井裏には、断熱材セルロースを採用し、蓄熱暖房機を設置し、
これから訪れる三田の寒さ対策は万全です。
愛猫が壁などを引っかいてキズだらけにならないように、腰には板を貼り
上壁には、ドイツのしっくい フェザーフィールを塗っています。
構造的に残った柱には、エコカラットを貼って、デザイン性を高めながら、
愛猫の柱登りの防止となっています。

I邸も住みながらリフォーム。
工事中は、ご不便もあったかと思いますが、
常に見守っていただき、
ご家族皆さんで完成を楽しみにしてくださってる気持ちが
伝わってきました。
畑で採れた野菜を分けていただいたり、仕事終わりに雑談したり。

こんな世の中だからこそ、人とのつながりの価値を再認識できた、
あたたかい現場でした。


今田町H邸 完成見学会

今田町H邸 完成見学会

真夏に棟上げをした今田町の建物が完成の日を迎えます。

ガレージハウスをメインに住宅のプロデュースをされてるザウス株式会社と
完成見学会を同時開催させていただく事となりました。

この建物は、バイクや車をビルトインでき、
室内からも愛車を眺めることができるガレージハウスです。

リビングが2つあり、それぞれに薪ストーブと囲炉裏が設置され、
趣きの異なった2つの空間を見ていただけます。

自然豊かな環境に馴染んだ、平屋をベースにしたゆったりと
広がるように建てられた外観も見所です。

開催日時 2020年12月6日(日) 13:00~・15:00~
場所 丹波篠山市今田町
定員 各時間帯5組様限定

見学会は予約制となっております。
ご予約いただいた方に現地所在地をご案内いたします。
HPの問い合わせフォーム、もしくは、担当者にご連絡ください。

※見学時にはマスクをご持参しご着用ください。
※スリッパ及び手袋は現地にてお渡しいたします。

https://www.garagehouse-co.com/

 

 


土佐視察

土佐視察

K様との出会いは、オンラインでした。
三田市の旧市街地に住みたいと言うご要望で、一緒に土地を探す事になりました。

工務店と一緒に土地を探すメリットは、「建てたい家に適した土地を探せる」事です。

どんな家でどんな暮らしをしたいかなどの要望をお聞きして、
日当たりや眺望、立地などの条件を考えながら、一緒にいろいろと土地を見て回り、
広い庭でドッグランも作れる、最有力候補だった土地に決まりました。

その後プランを提案させていただき、打ち合わせの中で土佐材のお話や、
地域産材の補助金のお話をしていく中で、興味を持っていただき、
土佐視察の運びとなりました。

今回、私も初めて訪問させていただく安芸市にある伊尾木土場、
伐採された皮付きの木材が集まる場所。

海岸沿いの広い敷地内には、各地で伐採された杉や桧が、
山積みにされて加工場へ運ばれる日まで、待機しています。

そして、いつもの訪問先、馬路林材加工共同組合さんへ

国有林に囲まれた山道を約1時間走ります。
だんだんと気温も下がり、澄んだ空気を感じるころ、
柚子の産地でもある馬路村に到着です。
ちょど柚子の収穫の時期、この寒暖差が美味しい柚子を育てます。

馬路林材加工共同組合さんでは、低温乾燥の技術のお話や、
手間隙はかかるけれど、土佐材の魅力を最大限に残し、
いつまでも木のぬくもりを感じられる家づくりを目指してる事など、
私どもが共感できた思いを聞かせていただきました。

土佐から運ばれてきて棟上げの日に出会う木材は、山から伐採された時から、
いろんな人の思いを次から次へ背負って、やってきます。
その木材を愛おしく迎えたい。K様も同じ思いになっていただけてたら幸いです。