小国杉を求めて弾丸視察 その2

小国杉を求めて弾丸視察 その2

岳の湯地区は、阿蘇火山帯に位置し、
地表から多くの地熱水蒸気 湯けむりが立ち昇っている温泉郷
その地熱を使った乾燥技術は全国でもめずらしい
森林組合が運営するこの地熱乾燥施設がこの町の中に14室もあります。
施設の床下に熱湯を通すパイプを張り巡らせ、輻射熱で庫内を温め、
自然対流で温められた空気が巡り、木材じっくりと乾燥させていく。

従来の乾燥のように二酸化炭素を排出しないエコな乾燥技術
低温から中温で緩やかに乾燥させるため木材への負担が少なく木の香りが残る
抗菌・耐久性と関連する成分であるジテルペンが多く耐腐朽性に優れていて、
割れにくく木肌の美しいピンク色の杉になる
初めてみる光景、初めて聞く乾燥技術
日帰り熊本視察でしたが、得るものがたくさんありました。

「世界で一番居心地のいい空港」をコンセプトにリニューアルされた
熊本空港から帰路へ
3階の搭乗待合エリアには、木造トラスの梁と鉄骨の柱を組み合わせた
ハイブリット構造に小国杉100%使用した合板が貼られた天井
熊本の自然を写した圧巻の空間となっていました。

きっと誰もがまた訪れたいと思う。そんな一日でした。









今週末開催 完成見学会

今週末開催 完成見学会

皆さんを一番にお出迎えする庭
自然に近いありのままの姿の雑木の庭を
見学会に向けて、今週仕上げて行きます。

玄関へと続くアプローチ、土間リビングから見える景色、
森の中にたたずんでるようなDOMALIV HOUSE
ちょっと、立ち寄ってみませんか。

DOMALIV HOUSEのオーナー様と一緒にお待ちしております。

告知しておりました予約枠は、すべて埋まっておりますが、
特別に前後のお時間の予約を承ります。
ご検討中の方は、お早めにご連絡ください。

お申込みはこちらから
https://akaikoubou.com/domalivhouse/#contact










小国杉を求めて弾丸視察 その1

小国杉を求めて弾丸視察 その1

施主様のふるさと 熊本県
ふるさとの木を使って家を建てませんかと提案し、
小国町森林組合さんを尋ね、木材市場、製材所、乾燥施設などを
案内いただきました。

リニューアルオープンしたばかりの阿蘇くまもと空港に降り立つと、
黒を基調にし、木材が使用された天井が目につく。
オリンピックの選手村で使われた木材を再利用しています。
47都道府県の公共施設などでも再利用されており、
オリンピックのロゴが刻まれているのが特徴です。

そして空港から、小国町へ
小国町は面積の78%を山林が占める熊本の最北端の町です。
この山林で育った小国杉は、ヤブクグリとヤクノシマの2種類がほとんどで、
サーモンピンクで油ツヤがあって美しいのが特徴との説明を受け、
木材市場や製材所で現物を見た時は、私が桧と間違えるほどの
その美しさに見惚れてしまいました。

見た目だけでなく、強度も平均E70以上と申し分ないため、
小国杉だけで作り上げた構造用合板に
床材も追加で採用したのは言うまでもありません。

乾燥後の構造材の木の色やツヤ、香り、
それも今までに見た事のない特徴的な優しい表情
材木自体の品質も良いが、乾燥技術と丁寧な仕事
そして、森と消費者をつなぐ森林組合が行う森の管理者
小国杉トレーサビリティの確立の賜物です。

その乾燥技術を見に、我々は小国町の岳の湯地区へ向かいました。
そこでは、初めて見る光景が。

 











時間と手間、コストと技術が必要 標準化できない左官仕事

時間と手間、コストと技術が必要
標準化できない左官仕事

あかい工房では、壁や天井の仕上げとして
左官仕上げをおすすめしています。
左官と言っても、漆喰や土壁、シラス壁、珪藻土など様々。
手仕事によって陰影ができ、朝と夜、光の入り方や
照明によって違う表情になる。

その種類や配合、塗り厚、仕上げ方などによって、
厚みのあるざらっとした仕上げから
つるつるの磨き仕上げまで、
同じ材料であっても全く異なった表情になるのが面白い。

また、左官は壁や天井などを継ぎ目なく仕上げることもでき、
建築に一体感のある独自の世界観を創り出せることも
魅力のひとつではないでしょうか。

現場ごとに異なる自然素材の左官仕上げに対し、
ときにはコテなどの道具も職人自身で作って
仕上げに工夫を凝らします。
「自分の家ならどうしたいか?」と問いかけながら、創り上げていきます。

そんな素材と職人との呼応によって生まれた
「何だかゆったり長居してしまう」そんな家づくりを。

みなさん、左官、土 に出会ってください。










DOMALIV HOUSE

DOMALIV HOUSE

2016年6月
工務店が考え、運営する博覧会と称して里山住宅博が開幕しました。
ハウスメーカーの家は、住宅展示場に行けばまとめて見る事ができます。
それに比べて、工務店のモデルハウスは、あまりにも少ない
一堂に見れる機会であった里山住宅博
その中にあったあかい工房のモデルハウスも役目を終え、
今は新しいご家族の住まいとして、愛され続けています。

標準仕様のないあかい工房 モデルハウスのようでモデルではない。
こんな生活を送りたい、その生活を送るために、家はどうありたいか?
それを対話しながらつくるのが、あかい工房の家です。

丹波篠山の DOMALIV HOUSE
万人受けする仕様ではありません。
これが施主さまの想いの詰まったこだわりの家
そんな家をこれからも建てていく。

あかい工房の想いも詰まった、今回の完成見学会
完成まで松本様と二人三脚で。そして、完成後も共に。

完成見学会開催日 9/16(土) 9/17(日)
1組1時間 完全予約制

詳しくはこちら
https://akaikoubou.com/domalivhouse/






9月16日/17日 完成見学会を開催します!

9月16日/17日
完成見学会を開催します!

日程:2023年9月16日(土)・17日(日)
場所:丹波篠山

時間(両日)
10:00~
11:00~
13:00~
14:00~

*両日、先着4名様
*1時間1組の入れ替え制 完全予約制(先着順)
ご予約いただいた方に現地所在地をご案内いたします。

対話をしながら生まれた、理想の暮らしが詰まった家。
中間領域の「曖昧な空間」をご覧ください。

※スリッパ及び手袋は現地にてお渡しいたします。

参加ご希望の方は、お問い合わせフォームより受け付けております。
※お問い合せ内容の欄に必ず、下記の内容をご明記ください。

① お名前
② ご住所
③ ご連絡先
④ 「完成見学会 参加希望」
⑤ 参加人数
⑥ 参加希望日時(第一希望、第二希望、第三希望)

スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。


「DOMALIVHOUSE」 完成見学会を開催いたします。

「DOMALIVHOUSE」
完成見学会を開催いたします。

床の大半を占める、特徴的な土間リビング
ストーブ、扉のハンドル 造作キッチン こだわりの部材たち。

丹波篠山の DOMALIV HOUSEは、
対話をしながら生まれた、施主様の理想の暮らしが詰まった家

一見斬新とも思える空間
リビングが土間と聞くと斬新に感じるかもしれません。
しかし、それはかつての日本の住まいに中間領域として
よく見られた風景でした。

この土間リビングの中に立つと、
われわれ日本人は「空」と「間」に関して、
こだわりの感覚をもって今日まで
生活を成り立たせてきたことがわかります。

今回の見学会、中間領域の「曖昧な空間」をご覧ください。
施主様のお話も。

完成見学会開催日 9/16(土) 9/17(日)
1組1時間 完全予約制
詳しくはこちら

https://akaikoubou.com/domalivhouse/


有馬温泉の風情が息づく空間に「温馨窯」

有馬温泉の風情が息づく空間に「温馨窯」

日本第一神霊泉として知られる有馬温泉
この地で温泉を使った唯一無二の焼き物を作り続けている
陶芸工房の「温馨窯」さん

三田市の町家「旧大澤家住宅」での出会いがきっかけで、
新しい工房づくりのお手伝いをさせて頂くこととなりました。
設計は森本敦志建築設計事務所

現在の工房からほど近い場所に位置した、
元は酒屋の倉庫として使われていた木造の空き家
奥行きの長いひとつながりの空間で改修工事スタートです。

内装壁や天井材の解体から始まり、
金物や柱を追加して耐震補強をしてから、
外周の壁に断熱材を充填し、躯体の性能を強化していきます。

1階部分の外壁として貼られる杉板材には
施主様自ら柿渋を塗装

この有馬地区には100年後にも癒しの湯の里
有馬温泉の原風景を伝えたいと景観協定が定められています。

人々が暮らし、商いし、訪れた人に心から楽しんでもらえる
生きた「まち」
その一翼を担う場所として「温馨窯」が
居心地よい場所となりますよう。

温馨窯 https://onkeigama-arima.com/
森本敦志建築設計事務所 https://morimoto-architect.com/