バイクガレージのある平屋 竣工
六甲山に囲まれた閑静な住宅街。
趣味のスペースを兼ねた、平屋建ての住宅が完成しました。設計は芦田成人建築設計事務所。
バイクガレージと住居部分を分けながらも、行き来しやすい配置。一体感を感じられる外観になっています。
焼杉と杉板を組み合わせた外壁。素焼きの杉は柔らかいため、施工が難しく、細心の注意が必要な素材です。しかし、炭化部分が塗料の代わりとなり、家本体を雨風から守ってくれます。
内部は、シンプルなワンルーム。引き込み戸で仕切ることができる寝室。対面式のキッチン。庭を見渡せるリビングの大窓から、デッキへと続いています。
片流れの規則的に配置された化粧垂木の天井。テレビ台や建具などの造作家具。
図面の詳細さと、細部にまでこだわった設計は、施工する側にも思いが伝わります。
大好きなバイクと共に暮らす家。六甲の山々に見守られ、生まれ育ったこの地で、新たな生活をスタートされます。
三木志染の家 改修工事
家づくりは完成したら終わりではなく、そこから始まる生活にも寄り添っていければと考えます。
お施主様との長年にわたるお付き合いの中で、ご家族の成長や、状況の変化に応じて、その時々のご要望にお応えしています。
今回は、2010年に竣工した三木志染の家。介護保険住宅改修の補助金制度を利用し、門扉から玄関までのアプローチに手すりを設置することになりました。
黒い波板の外壁に、薪ストーブの煙突。四角い存在感のある窓。家の外観に合うように、手すりのデザインも提案させていただきました。
長いアプローチの部分は介護用の握りやすい手すりを設置。ご趣味のガーデニングの緑や花々が彩りを添えています。
愛犬のまるちゃんに見守られながらの工事。お施主様の今後の生活のお手伝いができたことが、新たな喜びでした。
太子町の家 出会いから着工まで
初めて里山のモデルハウスの見学に来られてから1年半が経ちました。
家づくりに関して知識を深めておられ、木の家やしつらえに思い入れを持たれていました。
その後も、見学会や棟梁の家の薪割り体験会など、様々なイベントに足を運んでいただき、交流を深めながら、あかい工房の家づくりに触れていただきました。
モデルハウスをとても気に入っていただいたこともあり、設計は福永洋一建築設計事務所に依頼。
打ち合わせを重ねる中、初めて模型を持参した時は、とても喜んでいただきました。
そして9月吉日、無事に迎えることができた地鎮祭。さらに、ご家族がもう一人増えたという嬉しいご報告もあり、二重の喜びとなりました。
木の家で始まるご家族3人の新しい生活を想像しながら、現場では基礎工事が進んでいます。
目神山の瓦家 その後
上棟から3ヶ月がたちました。
目神山の高台に建設中の家は、外壁工事が終わり、造作工事に入っています。
お施主様ご自身で葺かれた、長く伸びた瓦屋根。オーダーで作ったシンボルの鬼瓦が工事を見守っています。
吹き抜けのあるリビングの大開口からは、六甲の山々が広がり、2階には大阪湾が一望できる広いバルコニーがあります。
海と自然がお好きなご夫婦。この地に移り住む決め手になった景色。
断熱材のセルロースファイバーの施工も終わり、暑い夏も寒い冬も快適に過ごすことができる家づくり。
四季折々の風景が楽しめる目神山の瓦家。
澄んだ秋空のもと、竣工に向けて、工事が進められています。
MOKスクール2019 受講中
阪神大震災の翌年の開講から、今年で24年目を迎える「木」の勉強会。
木造住宅を根本から見直し、安全で環境にやさしく、上質な木の住まいの普及を目指し、開催されています。
講義の内容も幅広く、設計士や工務店、大学教授から林業関係者、造園家まで、あらゆる方面で活躍されている方々から、実践的な話を聞くことができます。
今年度は棟梁と今井に加え、森井大工と山中も、講義に参加しています。
現場だけでは学べない、様々な知識や考え方など、今後の仕事に生かすため、耳を傾けています。
木造住宅に関わるあらゆる分野の人々が集うMOKスクール。意識を高める場であり、情報収集の場であり、「木」を通してコミュニケーションが広がる場でもあります。