第8話　「“庭と暖炉”の家」

みなさんこんにちは。築です。

今日は具体的なプランを赤井さんと一緒に計画します。
自分の理想的な家にするため、今まで見たり聞いたりしたものを参考に赤井さんとセッションしよう！

築「今日はよろしくお願いします！」

赤井「よろしくお願いします。いよいよ本格的なプランを考えるところまできましたね。今まで重ねてきた対話を整理していきましょうか。」

築「そうですね。初めからブレていないのは庭への想いですね。里山の家だったり、今まであかい工房さんが作られてきた、部屋と庭がグラデーションの様になっている感じがいいですね。」

春花「私たちが購入した土地は緑が多いし、お隣の方も鳥のさえずりがよく聞こえると仰っていたこともあって、それを活かせるようなお庭がいいなと思っています。」

赤井「そうですね。緑豊かで、自然を感じられるような庭にしましょう。」

築「以前お話ししたように家の中では裸足で過ごしたいなと思っているので、床には杉の木を使用したいです。凹んだりしやすいとのことでしたが、それも月日の流れを感じられるし、味になるなと思って。」

赤井「そうですね。築さんはずっと木の温もりを感じられる家にしたいと仰っていたので、それがぴったりだと思います！」

築「あと、やっぱり薪ストーブは欲しいですね。昔からの憧れでもあったし、犬がいても大丈夫ということを聞いて、安心しました。ぜひ、我が家に取り入れたいです。」

赤井「薪ストーブは、必ず取り入れましょう！」

春花「あと...洗面の鉢は、里山の家と同じ昇陽窯さんの立杭焼のものにしたいです。里山の家で見た時にとても印象に残っていて。」

赤井「それはとても嬉しいですね。築さんたちの家に合うようなものを注文しましょう！」

築「こう話していると、僕たちの家のコンセプトは『庭と暖炉』ですね。温かみがあって、人が集まってくる家にしたいです。」

赤井「本当ですね。必ず築さんの理想の家を建てます！近いうちに安全に工事が終わるように地鎮祭を行いましょう。」

築「地鎮祭ですか...経験したことがないのでドキドキしますが、よろしくお願いします！」

次回は、着工に向けて地鎮祭を行います。築さんは初めての地鎮祭で驚きの体験をします！お楽しみに！

この話はフィクションで、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実はフィクションではないのかもしれません。いつかどこかで生まれる「家」のお話です。築の家づくり、はてさてどうなることでしょう。