「いつかは二地域居住をしてみたい。」
そんな想いを持ちながらも、なかなか最初の一歩を踏み出せない人は少なくありません。
大阪・梅田から電車で約1時間。
都市での仕事や暮らしを続けながら、自然の中で過ごす時間をもう一枚重ねる。
そんな新しいライフスタイルを提案する拠点として、「TUMUGI BASE」が完成しました。


今回、あかい工房が担当したのは、木造在来工法による、ゆったりとした平屋。
建物には地元の木材を使用し、木の温もりと自然が調和する空間を目指しました。


大きな開口部からは光や風、四季折々の景色を室内へ取り込み、
その先に続くデッキテラスが内と外をゆるやかにつないでいます。




敷地内には平屋だけでなく、ログハウス2棟、トレーラーハウスも配置され、それぞれを
ランドスケープがゆるやかにつないでいます。
基礎工事で発生した残土は、こんもりとした築山として再利用。


畑や木々、建物がひとつの風景となり、この土地ならではの環境が生まれました。
私たちは、建物だけをつくっているわけではありません。
その場所で人が出会い、自然と触れ合い、新しい暮らし方や働き方が生まれる「きっかけ」をつくることも、
建築の大切な役割だと考えています。
二地域居住という、新しい暮らしの実験が始まります。
現在、TUMUGI BASEでは「後半滞在モニター」を募集しています。

9月から11月までの3か月間の中で、約2週間滞在しながら、二地域居住を体験するプロジェクトです。
都市での仕事を続けながら、自然の中で過ごす時間を重ねる。
畑に触れ、人と語らい、自然のリズムを感じる。
そんな時間が、自分らしい暮らし方を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
建物は、完成した瞬間がゴールではありません。
ここから人が集い、暮らしが生まれ、地域とのつながりが育っていく。
TUMUGI BASEが、この場所だからこそ生まれる新しい暮らしの可能性を紡いでいくことを、
私たちも楽しみにしています。