インドネシアを巡る旅 ― 人、コーヒー、そして学び―




今回、インドネシアを訪れた一番の目的は、来年からあかい工房で一緒に働く技能実習生の面接でした。
現地で面接したのは7人。


履歴書を見て話をするだけではなく、肥後守で鉛筆を削ってもらったり。


手先の使い方や、話を聞く姿勢、仕事にどう向き合っているのか。
そんなところも見ながら、一人ひとりと話をしました。


そして最終的に、3人に日本へ来てもらうことにしました。

知らない国へ行き、知らない言葉を覚え、そこで大工の仕事を身につけていく。
簡単なことではありません。
だから私は、仕事だけを教えるつもりはありません。
困ったことがあれば助ける。
分からないことがあれば教える。
楽しい時間も一緒に過ごす。
彼らにとっての「日本のお父さん」という気持ちで迎えたいと思っています。
もちろん仕事ですから、伝えるべきことはしっかり伝える。
でも、その前に大切なのは、お互いを知ることだと思っています。
宗教も文化も、育ってきた環境も違います。
だからこそ、彼らが大切にしているものを知り、こちらのことも知ってもらう。
数年間、一緒に働き、一緒に時間を過ごしていく仲間です。
大工として何ができるかも大切ですが、それ以上に、人としてどう付き合っていけるか。
今回の面接では、そんなところを一番見ていたように思います。
そして、面接のために訪れたはずのインドネシア。
今回の旅をコーディネートしてくれたのは、私が現場監督をしていた頃の先輩、三反田先輩。

先輩のおかげで、ここから思っていた以上に旅は広がっていきました。


人と出会い、その土地を知り、そこで大切にされているものに触れる。
次は、コーヒーを通してその土地と人を見ていきます。
② コーヒー編 ― 一杯の向こう側へ―
