シェフとの会話で、98%は、「仕入れと仕込み」そんな見えない部分へのこだわりを異分野からのヒントを体験しにSETTANへ

2025.06.02
あかいの考え
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シェフとの会話で、98%は、「仕入れと仕込み」そんな見えない部分へのこだわりを異分野からのヒントを体験しにSETTANへ

SETTANの料理にはレシピがない。

1日が始まる朝にその日の仕入れや仕込みによって新しいメニューが決まるのだと。
この「仕入れと仕込み」は建築においても土台となる。

どの料理もまるでアートのようで一皿一皿に込められた世界観や、表現力が素晴らしい。
次の料理は何なのかと心躍る気分。

目の前の田んぼで採れたお米
庭で育てたハーブ
裏の山からとってきた枝や葉っぱ
自然と調和した食のあり方に安心感とありがたみを感じる。

素材の選び方、活かし方、器へのこだわり、盛り付けや提供のタイミングまで、

手間を惜しまないあらゆる工程に創意工夫がなされており、
「ここでしか味わえない。ここでしか体験できない価値」そのもの

選び抜かれた食材からは、産地と生産者への敬意、それを調理するシェフの誇りと情熱が伝わってきました。


料理の内容や素材の説明、こだわりや大切にしているコンセプトもしっかりと伝えてくれるスタッフ。
この姿勢は、私たちが施主様や関係者と向き合う際にもとても重要なことだと改めて感じました。

厨房を覗くと、的確な動き。目だけで交わされる合図。

チームプレイには無駄がない。


スタッフの方は「レシピがあると技術を盗むことができない。」
「見て」「聞いて」「真似する」ことで身になる修行になっていると。

職人の勘やタイミング、道具の扱い方は、体で覚えていく。

一つひとつの工程をきっちりと確認しながら積み重ね、確かな技術を自分のものにしていく。
そうして料理や建物に魂を吹き込んでいくのだと思います。

料理だけでなく、店内の清潔感、テーブルセッティングにまで気配りが行き届いていました。
途中で部屋を離れて戻った際には、テーブルや椅子がきれいに整えられていて、細やかな心遣いに感動しました。
使う人のことを考えた丁寧な仕事が空間の心地よさにつながります。

美しい料理には日々の努力と食材への感謝、訪れた方をもてなす真心がギュッと詰まっていました。
心を動かす仕事は「仕入れと仕込み」に98%がかかっている。

そして、至るところに感じる「ひと手間」
目に見える部分だけでなく、見えない部分にも心を込めること。
私たちもそんな仕事を目指して、日々の一つ一つを大切にしていきたいです。

SETTANさんには最高の料理と素晴らしいサービスをご提供いただき、本当に貴重な体験となりました。

ありがとうございました。

SETTAN 

http://settan-kobe.com