地元に根付く施設のために

2016.10.17
あかいの考え
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地元に根付く施設のために

すっかり秋らしい空気の中、地元である神戸市北区にある神戸フルーツ・フラワーパークに開業する「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢(おおぞう) 」の基礎工事を進めています。

季節の花や果実を楽しめるこの施設に、地元野菜等の販売や食を楽しめる施設のオープニングに向けての工事を受けております。工事現場のバリケードには大沢小学校の児童に大沢をテーマに絵を書いて展示し施設を訪れる観光客との目隠しに採用し、地に根を張った施設を作ることを意識しています。

現在は施設のための基礎工事。建物を支える大切な基礎であるからこそ、しっかり人の手を入れていく必要があります。

地面に格子状に配筋をした上に、その鉄筋を一つ一つ職人の手で結束していきます。その作業は、数千箇所を超えます。

地面から立ち上げた腰壁への配筋は「かぶり」を意識しながらも、スピーディに。

「かぶり厚さ」とは、コンクリートの表面から鉄筋の表面までの距離をいいます。

鉄筋コンクリートは
コンクリートのアルカリ性によって鉄筋が錆びるのを防いでいます。

しかし、コンクリートが中性化したり、
ひび割れなどから水分が入り込むと錆びてしまうため、
充分なかぶり厚さを確保しないと、設計通りの強度を得られません。

見えない部分ではあるものの、これからの施設のために一つ一つ、手で測りながら基礎を作っていきます。

この施設が住民の集まる施設になることを意識しながら、しっかりとしあげていきます。