思い出をつなぐ門扉とウッドデッキ
夏本番、じりじりと照りつける日差しの中、「甲山を望む家」では門扉やウッドデッキなどの外構工事を進めています。
門扉はご家族で仕上げていただくことにしました。
仕上げは、外壁と同じそとん壁仕上げ。小さい手で、思い思いに仕上げていただきました。後ろ側にはご家族の手形も押して、自分たちで作った思い出を残してもらいました。
また、ウッドデッキには、南洋材のウリン材を採用しました。ゆっくりと育つこの木は非常に硬く、油分も含むために耐久性に優れています。
このウリン材のウッドデッキは、里山住宅博のモデルにも採用しています。
ウリン材のウッドデッキに施主様の思い入れもあったようです。
その強度からヨットハーバーのデッキにも採用されているのですが、幼い頃の施主様が、その工事を見ていたことをお話しいただきました。
そして、そのウリン材の切れ端を施主様のお父様から手渡され、「重いだろ。この木は水に沈むんだぞ。」と教わったそうです。
その思い出の材料を使いたいという思いもあり、ウッドデッキの床材として採用を決められました。今度は施主様がお子様に、自らのウッドデッキの切れ端を手渡し「重いだろー。」と話される姿をみて、こうやって建築に思いが紡がれていくのだろうと感じました。
いよいよ今月末の30日(日)に施主様のご好意により「甲山を望む家」の見学会を開催させていただきます。
見学ご希望の方は下記にアクセスいただき、お申し込みください。
ぜひお誘い合わせの上、お越しください。