無垢材のフローリングを貼る前に重要な工程
朝夕はめっきり涼しくなってきました。爽やかな秋を迎えて現場も元気に動いております。
最近の住宅の床はフローリングがほとんどになってきました。それも木の風合いを愉しめる無垢材のフローリングが人気で、私たちも自然の足触りを体感してもらうためにオススメしております。
しかし、自然素材は工業製品のようにはいきません。実際のフローリングの幅はきちっと90mmと製品として揃っているのですが、実際に並べてみると少し誤差が出るのです。
それも試しに並べて置いてみてみると、10枚並べて1mmの誤差しかありませんが、実際に貼ってみるとふくらみなどから3mm違うこともあります。
ですので、無垢材のフローリングを貼るのには、まずフローリングの割り付けが重要な工程なのです。
この割り付けは、フローリングのふくらみを計算に入れて、0.1mmまで計算して墨をつけていきます。
部屋と部屋の敷居がない場合などは、すべての部屋から計算して、端に半端が入らないように計算を重ねていきます。
図面上では90mm、現場ではその誤差を考えて0.1mmの攻防が、自然な風合いの床を作り上げるのです。