華道を始めて10年以上が経ちます。
今までとは異なる場所で花を生けてみたいと思い、
毎月第4土曜日の朝8時からneo yoriaiで朝活を楽しんでいます。
なぜここで生けるのかというと、来るたびに異なる景色を見せてくれるから。
そしてもう一つ、訪れる皆さんが笑顔になれるように、お迎えしています。
花器は昇陽窯さんの器をお借りし、季節の花と器の調和を楽しみます。



目の前に広がる自然の景色を持ってきたかのように挿す瞬間。
集中したあとのコーヒータイムは達成感と共に、ひとときのリラックスタイム

ここでは子供と一緒に花を生けることもでき、大人も子供も心地いい時間を過ごすことができます。

特別な準備をしなくても、日常の中に自然が息づいていることを感じさせてくれる場所です。
4月5日には、北欧の光のモービル HIMMERIワークショップを開催
ヒンメリは、フィンランド語で「空」や「天」を意味する麦藁細工の伝統装飾品
古代フィンランドの農業文化との関連があると言われ、麦を使ったこの装飾は、
神々への奉納や、農作物の実りを祈るために作られたとも言われているそうです。

講師の大野先生がヒンメリの由来について話してくださり、
参加の皆さんも興味津々で、由来に込められた思いや背景を知ることで、
ヒンメリ作りへの創造感も高まりました。
まずは、カットした麦の穴に糸を通していきます。

手順を間違えないように、ここ?合ってる?と声を掛け合いながら作業が進みます。

麦を使うヒンメリ作りは自然の恵みを感じられる手仕事です。
繊細な麦が傷まないように、ひとつひとつ丁寧に扱う。
そして、だんだんと美しい形になっていきます。

作業はじめの創造感がひらめき感に変わり、作ることが楽しみへと。


それぞれのヒンメリが春風にゆれて、yoriaiに笑い声とあたたかい空気が流れていました。

これまでneo yoriaiではワークショップ、朝市、トークイベントなどを開催しました。
ここで行われるイベントは、自然、人、環境を大切にし、共に過ごす時間で
繋がりとご縁を育むことを念頭に置いています。
これからも、皆さんと一緒にneo yoriaiを創っていくことが楽しみです。