神影の家

2016.2.16
あかいの考え
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神影の家

神影という地区が神戸市北区にあります。

車が一台通るのがぎりぎりの山道を抜けると、一件の古民家が現れます。

その古民家は築80年程の大きな住居です。

玄関横の窓柵の古木は、100年以上のもので、

今回の工事でも再利用する事にしました。「解体した家などから、新しい家に使えるものは、使い回して使う。」木材が貴重だった時代の考えです。

ものを大切にし文化を繋ぐと言う事を、改めて考えさせられます。

 

この古民家は、地域の人達と餅つきや料理をしたり野菜などを販売したりできる施設や、棚田整備の活動の拠点になる予定です。

今回、あかい工房は古民家再生のお手伝いをすることになりました。

 

土間部分の棚下に石を敷く為に、ちょうど良い大きさに、ノミを使い手作業で微調整していきます。吉田大工は、この作業を石と建物と対話するように黙々と刻んでいきます。

 

これから沢山の人がここを訪れ、人の笑顔が溢れ、笑い声が響く場所のお手伝いをさせて頂けるのは、私どももとても楽しみです。