土佐視察

久しぶりの土佐視察
コロナの影響で土佐材の産地を見ていただく機会がなかなか作れなかった日々が
続いていましたが、今回、新築予定のT様に、担当する今井監督と森井大工の2人が
同行して土佐に行ってまいりました。

今回は車での四国入り、行き帰り800キロの旅です。
南国インターを降り海沿いを走ります。どこまでも続く太平洋が最高のドライブロードです。

その後、国有林の山間を抜け、私も何度となくお伺いしている馬路林材加工共同組合さんに到着です。
減圧乾燥という方法を取り入れている製材所で、その乾燥機も見学させて頂きました。

減圧乾燥は、従来式の高温セット中温乾燥と比較すると、
割れや変色など高温による劣化を最小限に抑えられ、木材本来の魅力を持つ材木を生産することができます。

ここでは、村営貯木場で集材した丸太材の選木と皮剥ぎを行ない、
その後、製材・乾燥・強度測定・モルダー加工を一貫して行い、
プレカット工場へと運ばれ、私たちのところへ構造材となってやってきます。

木をよく知り、大切に愛情を注ぐ人たちの想い。

その愛情が注がれた木材の良さを施主様にも知っていただけた事でしょう。
今井監督と森井大工もたくさんの想いを引き継いで、現場に愛情を注ぐ事と思います。