有馬温泉の風情が息づく空間に「温馨窯」

日本第一神霊泉として知られる有馬温泉
この地で温泉を使った唯一無二の焼き物を作り続けている
陶芸工房の「温馨窯」さん

三田市の町家「旧大澤家住宅」での出会いがきっかけで、
新しい工房づくりのお手伝いをさせて頂くこととなりました。
設計は森本敦志建築設計事務所

現在の工房からほど近い場所に位置した、
元は酒屋の倉庫として使われていた木造の空き家
奥行きの長いひとつながりの空間で改修工事スタートです。

内装壁や天井材の解体から始まり、
金物や柱を追加して耐震補強をしてから、
外周の壁に断熱材を充填し、躯体の性能を強化していきます。

1階部分の外壁として貼られる杉板材には
施主様自ら柿渋を塗装

この有馬地区には100年後にも癒しの湯の里
有馬温泉の原風景を伝えたいと景観協定が定められています。

人々が暮らし、商いし、訪れた人に心から楽しんでもらえる
生きた「まち」
その一翼を担う場所として「温馨窯」が
居心地よい場所となりますよう。

温馨窯 https://onkeigama-arima.com/
森本敦志建築設計事務所 https://morimoto-architect.com/