4年ぶりのトライやる・ウィーク

兵庫県内の中学2年生が地域の事業所などで
5日間の職場体験をする「トライやる・ウィーク」。
学生たちの心の教育の充実と、生きる力を育むため、
25年前から実施されている兵庫県独自の取組みです。

あかい工房に北神戸中学校から2名の男子生徒が、
やってきてくれました。
コロナ禍は受け入れを中止していたため4年ぶりです。

今年は改修工事が進む古民家の現場で大工さんのお手伝いの作業です。
明治時代に建てられたこの古民家を、
田園風景の望めるコワーキングスペースとして
様々なイベントを行うスペースとしてリノベーション工事を行なっています。

大工や職人たちが仕事を行う姿を見ながら、
まずは建物周囲の広い庭での清掃活動。
そして、土やコンクリートガラの撤去作業などの力仕事も。

日が経つにつれて効率よく作業できるよう自分なりの工夫を重ね、
5日目をやり遂げたときには
「精神的にも強くなった気がします」と、頼もしい感想。
改修工事中の古民家を見るのも初めてのことで、
貴重な経験になったのではないでしょうか。

慣れない環境の中での5日間の仕事経験を通じて
働く価値や意義について考えるきっかけになり、
学生たちの人生に何かひとつでも得るものがあったとしたら光栄です。

そして近い将来、
完成したこの古民家のコワーキングスペースで
大人になった2人と再び。