思い出 on 思い出

神戸市北区のリフォーム工事が進んでいます。

 

子供の成長とともに家族構成や、生活スタイルは変化していきます。

 

ご家族で過ごしてきた空間を、将来は、ご夫婦の空間にと考えられていた施主さん。

 

これからのライフスタイルを考え、これまで不便に思っていた点もお伺いしながら、お互いに提案を重ね、熟考しながら設計と工事を進めてきました。

 

クロス張りだった壁を漆喰の塗り壁、和紙に変え、床には無垢の杉材を使用。

 

調湿性に優れた壁材や、肌触りのいい心地よい床材など、自然素材の魅力を取り入れた空間は順調に工事が進んでいます。

 

この場所で、ご家族で重ねてきた思い出に、これからも重ねていく日々の思い出。

 

工事中の様子も積み重ねていく思い出の

1ページです。

 

新たな場が間もなくここからスタートします。

 


岡公会堂 笑顔で出発

心地よい風の香りに春を感じる頃、北区長尾町の岡公会堂が新たな場として出発の日を迎えました。

地域の方々の交流の場として、心をつなぎ、笑顔を結んできたこの場所が、新たな場としての出発の日です。

みんなの笑顔で迎えられた始まりの日。

この始まりを設計施工者としてお手伝いさせてもらった事を大変嬉しく思います。

のどかな田園風景が広がるここ長尾町。
幼い頃から慣れ親しんできたこの風景の色彩や香りには相変わらず心地よさを感じます。

この門出を、遠くの山々や、地面を彩る草花、心地よく吹く風もがお祝いしてくれているように感じる日となりました。


家と暮らし【premdan】アップしました。

 

築200年の古民家。カフェとして生まれ変わりました。

「家と暮らし」よりご覧いただけます。

 


結ばれた 縁 に感謝

先日、上棟を無事に終えた事務所新築の現場は、今日もスムーズに工事が進んでいます。

 

今回の施主様は、私たちあかい工房と、ずいぶん前からの付き合いで、基礎工事や外構工事を担当してもらってるメンバーの事務所です。

 

人と人とのつながりは、 縁 という深く大きな力でお互いが結びついていると思っています。

 

チームあかいのメンバーや仕事をサポートしてくれるスタッフなど、毎日、何気なく関わっている全ての人とのつながりは、深く大きな力で結ばれていると考えています。

 

そのつながりや関わりを大切にしながら、つながるこの 縁 に感謝と喜びを感じることで、お互い心の通う、力強い真の人間関係も育まれていくのではないかと思っています。

 

ここ、あかい工房で結ばれた 縁 。

 

今回、事務所新築工事という機会を頂き、その 縁 について、改めて考え、感謝しながら毎日の工事を進めていきます。


家と暮らし【岡公会堂】アップしました。

北区長尾町の岡公会堂が新たな出発の日を迎えました。

「家と暮らし」よりご覧いただけます。


土佐研修旅行 その2

土佐研修旅行、1日目の後半は

「田中石灰工業株式会社」の見学です。

 

高知県を代表する天然素材の一つに、

土佐漆喰があります。

 

石灰石を焼成して作られる消石灰を主原料にし、海藻のりなどを加え、水で練ることで出来上がる漆喰。

この一般的な工法の漆喰と土佐漆喰とでは異なる点がいくつかあります。

 

土佐漆喰の特徴としては、土佐産の純度が高い真っ白な石灰石使うこと、

一般的な焼成方法である重油焼成ではなく、特有の徳利型土中竃を使い、

石灰石とコークスを交互に投入し、少量の塩を添加しながら焼成された消石灰が主原料になっていること、

一般的な漆喰に使われる海藻のりなどは使用せずに、1か月以上発酵させた藁をスサにしていることなどが挙げられます。

 

こちらの田中石灰工業株式会社では、徳利型土中竃を用いた伝統的な工法で、塩焼き消石灰を作る様子を見せて頂きました。

 

この工法で製造した石灰は、国宝・重要文化財の建築等にはなくてはならない原材料となっており、姫路城の改修にも使われています。

のりを使わないため高い耐水性を持ち、屋外に使用しても剥がれ落ちる心配がない、大変優秀な素材という評価を得ています。

 

左官職人が現場で水練りする「土佐しっくいたなか壁」やDIYでも塗れるほどに施工性が高い生石灰クリームの「タナクリーム」。

これらの魅力的な壁材は、施工してきたいくつかの建物にも使用しています。

 

地球からの大切な贈り物である石灰石を原料に、伝統的な製法でゆっくりと時間をかけて焼成された消石灰。

今回、この塩焼き消石灰の出来る工程を見学させて頂き、職人さんたちの自然への尊敬の念と深い愛情とを感じることができました。

 

土佐の自然や伝統が生み出したエネルギーやパワーを、目で、肌で、香りで、音で、心で感じたこの日。

夕食会では、土佐の美味しさを満喫し、1日目を終えました。

つづく


「Wonderful Life」上棟式

マイホームへの思いや考えを長い間温めてこられたお施主さん。
いくつもの思いや大切にしている考えを詰めた「Wonderful Life」が上棟の日を迎えました。

木づちが打つ音が心地よく響き、柱や梁やなどの構造材がだんだんと形になっていく様子を、ご家族で見守る姿。素敵な光景です。

柱、梁などの建物の構造が出来上がり、棟木を収めていただくと上棟、
そして上棟式となります。

建物を守ってくれる守護神と匠の神を祀り、着工から棟上げまで無事に進んできたことに感謝し、これから完成まで工事が無事に進んでいくことを願う上棟式。
その際、お施主さんの名前、上棟日、施工者名を書いた御幣をお祀りします。

その御幣を取り付けるための竹を隣接する里山から取ってきて頂くよう、
お施主さんご家族にお願いしました。

たけのこが顔を出す季節を体験したり、ここで暮らすカブトムシなどの生き物の生活を覗いてみたり、落ち葉の音を楽しんだり、冬の寒さを感じてみたりと、四季のそれぞれの体験ができる里山。

自然とふれあい、地域の方との絆を深め、いくつも経験と思い出を重ねていく里山。

そんな里山と共に生活していく「Wonderful Life」。

棟梁からノコギリの使い方を教わり、ご家族で交代しながら切り出してもらった立派な竹。
御幣を取り付けたあとは、ゆっくりと慎重にクレーンで吊り上げられ、力強く立ち上がりました。

今後の工事の安全を願い、良い家になりますようにとの思いで締めくくった1日。
この日の思い出がWonderfulな1ページになりますように。


「月の見える家」完成見学会

広がる田園風景と美しい山並み。

一枚の絵のような景色の中に建つ「月の見える家」

 

この日は、完成見学会を開かせて頂きました。

入居前の新築の自宅をオープンにして頂く見学会。

大切な住宅をお借りして見学会を開催させて頂きましたこと、お礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

屋根と壁で囲われた玄関のアプローチ。

「当初、玄関ポーチの屋根は、ごく一般的な庇の屋根でと考えていたんですが、見学会でこんなふうなアプローチにしていたお宅を見て、これ、いいな…と。それと、あかい工房のモデルハウスや見学会から、ひらめきをもらうことも多かったんですよ」とご主人。

「これまでに自分たちも参加させてもらった見学会。実際の現場を見て、感じて、自身の家作りの参考になったことがいくつかありました。そんなことができた見学会に感謝の気持ちを込めて、同じように見学会という形でお返しがしたい」と話してくださったご夫婦。

 

こんな風にしたいと思うひらめきやときめき。

図面や写真だけでは思い描きにくいもの。

完成見学会はそんなひらめきやときめきの宝庫だと思っています。

 

 

豊かな自然と月の光に見守られてきた、

「月の見える家」

先日の引き渡しの日はちょうど満月の日。

すてきな偶然を感じながら家路につきました。