12月14日【庄NOIE】新築完成見学会を開催します。
*庄NOIE 新築完成見学会を開催します!
日程:2019年12月14日(土) 10:00am~16:00pm
場所:姫路市飾東町
高知の自然の中で感じた土佐材のぬくもり
しっくい壁の優しさ
天然木質の断熱材の暖かさ
天然石が主成分の外壁のやわらかな表情
新しい土地で新しい生活が始まります。
是非見にいらしてください。
参加ご希望の方は、お問い合せフォームより受け付けております。
※お問い合せ内容の欄に必ず、下記の内容をご明記ください。
①お名前
②ご住所
③ご連絡先
④「庄NOIE 完成見学会 参加希望」
⑤参加人数
6/15(土)田舎のまんなかの家の構造見学会を開催します。
「田舎のまんなかの家構造見学会」を開催します!
高機能な断熱材「セルロースファイバー」や高知の木を使用した
骨組み構造をご説明いたします。
見学希望の方はお問い合わせフォームよりお申し込みください。
日時 :6月15日(土)10:00am~16:00pm
場所 :三木市吉川町
外壁の下地作り
梅雨も明け、本格的な夏、到来です。
この日は高槻市の大規模改修の現場では、外壁の下地作りを進めています。
外壁に防水シートを貼り、その上に柱と間柱の墨を打ち、目印をつけていくところから作業が進みます。今回の外壁は左官仕上げのため、左官材を圧着するためのラスを取り付ける木下地を施します。
ここにも一つ手間をかけることが次の工程に影響します。
基礎の水切り部分から軒に向けて通気を取るための通気ラスを貼るには、たわみを防ぐために、柱や間柱のピッチの胴縁下地だけでなく、その間に補助胴縁を入れる必要があります。
しかし、補助胴縁を打つ壁の中に柱がないため、長いビスを入れすぎると、壁の内部に突き出し、次の工程の断熱材が入れにくくなります。
入れにくいだけでなく、突き出したビスに断熱材が引っかかり、しっかりと入らない部分などのムラが出来てしまいます。
それを防ぐために柱や間柱の部分に付ける胴縁と、補助胴縁とビスの長さを変えながら施工します。
また改修の場合は、1階と2階では間柱のピッチも違っていることもあり、壁の内側と外側とで計算をし、その部分ごとにビスやピッチを変えていく必要があります。
外壁を仕上げると、隠れてしまう下地とはいえ、家の性能を決める一つの要素です。見えない部分こそ、しっかりと手間を加えていきたいと考えています。
思い出をつなぐ門扉とウッドデッキ
夏本番、じりじりと照りつける日差しの中、「甲山を望む家」では門扉やウッドデッキなどの外構工事を進めています。
門扉はご家族で仕上げていただくことにしました。
仕上げは、外壁と同じそとん壁仕上げ。小さい手で、思い思いに仕上げていただきました。後ろ側にはご家族の手形も押して、自分たちで作った思い出を残してもらいました。
また、ウッドデッキには、南洋材のウリン材を採用しました。ゆっくりと育つこの木は非常に硬く、油分も含むために耐久性に優れています。
このウリン材のウッドデッキは、里山住宅博のモデルにも採用しています。
ウリン材のウッドデッキに施主様の思い入れもあったようです。
その強度からヨットハーバーのデッキにも採用されているのですが、幼い頃の施主様が、その工事を見ていたことをお話しいただきました。
そして、そのウリン材の切れ端を施主様のお父様から手渡され、「重いだろ。この木は水に沈むんだぞ。」と教わったそうです。
その思い出の材料を使いたいという思いもあり、ウッドデッキの床材として採用を決められました。今度は施主様がお子様に、自らのウッドデッキの切れ端を手渡し「重いだろー。」と話される姿をみて、こうやって建築に思いが紡がれていくのだろうと感じました。
いよいよ今月末の30日(日)に施主様のご好意により「甲山を望む家」の見学会を開催させていただきます。
見学ご希望の方は下記にアクセスいただき、お申し込みください。
ぜひお誘い合わせの上、お越しください。
7/30 (日) 「甲山を望む家」の内覧会を致します。
7月30日(日)10:00~16:00
甲山を望む高台に完成する新たな生活空間。
里山住宅博の弊社モデルにお越しいただき、
「こんな家に住んでみたい」と新築計画を進めさせていただいた初めてのお客様。
住宅は壁や床や天井だけでなく、造作キッチンの細部やタイルの貼り方、建具の素材や把手、
階段や吹抜けの手摺のデザイン、外構の塀の素材や門廻りの配置など、
いろんな要素の組み合わせで家をコーディネートしています。
施主様の「家を好きになりたい」という想いに応えた
あかい工房の建築を、ぜひご体感ください。
内覧会ご希望の方は、お問い合せフォームより受け付けております。
※お問い合せ内容の欄に必ず、下記の内容をご明記ください。
①お名前
②ご住所
③ご連絡先
④「甲山の家内覧会希望」
詰めの打ち合わせ
甲山を望む家も最終工程にさしかかりました。
この日は最終の内装仕上げのクロス選びや、水廻りの器具の最終確認、玄関廻りのポストや表札などの打ち合わせ。
里山住宅博の弊社モデルにお越しいただき、「こんな家に住んでみたい」と新築計画を進めさせていただいた初めてのお客様。ヒアリングを進める中で、実は現在、お住まいの家に対しての不満もあり、あまり家にいることが好きではなかったという施主様。
「家を好きになりたい」という想いに応えたく、施主様の感性に響いた里山の家の要素を基本にしつつ、施主様の好みのデザインを取り入れていきます。住宅は壁や床や天井だけでなく、造作キッチンの細部やタイルの貼り方、建具の素材や把手、階段や吹抜けの手摺のデザイン、外構の塀の素材や門廻りの配置など、いろんな要素の組み合わせで家をコーディネートしています。
そして、施主様の希望の郵便ポストと表札などのデザインの整合性、ウッドデッキに設置するハンモック金具の実用性と価格など細かい所まで、それぞれの納期や納まりなどを説明させていただき決定していきます。
心待ちにされている引き渡しはもうすぐです。
家を好きなっていただけるよう、ラストスパートにも力も入ります。
大改修の床はり
早いもので今年も後半にさしかかりました。
現在、高槻市にて住宅の大規模改修をおこなっており、この日は新しい床の下地となる工事を行いました。
今回は一度、床や屋根など全て撤去した後、構造を補強しながら、大規模に間取りを変更していきます。
この住宅は、40年ほど前に建てられました。
当時は今のような木材の乾燥技術が確立されていないこともあり、建築時にはまっすぐに加工されていた木材も、元の形に戻ろうとする力が働き、年月を経てねじれが生じています。
普段生活する上では感じることはありませんが、建築全体でみると、歪みが生じている事も少なくありません。
新築では通常おこないませんが、今回のような大規模改修では、2階の床を貼るにあたり、薄い木材を挟んだりしながら、床の水平を出していきます。
材料と手間はかかりますが、既存の構造を生かしながら、改修工事ができる、そんな事ができるのも木造住宅の特徴だと考えております。
現場の整理整頓
甲山を望む家も、仕上げの前のラストスパートに入りました。
この日はボード貼りや、配線の開口などをいつものように進めます。
あかい工房では「現場の整理整頓」が大切だと考えています。
使う道具の整理は当然、床材やその他の材料、残材なども、一目見てどこに何があるか分かるようにします。
また、現場の誰もが注意を払えるように「頭上注意」や「角あて注意」「土足厳禁」などのサインを現場に貼り、現場環境を整えています。
これには二つの大切な事があると考えています。
一つ目は「安全に円滑に仕事を進められる事」。
職人が安全に、そして効率よく仕事をすることができるためです。
使ったものをしっかり整頓することで、無駄な動きがなく、仕事も早くなります。
これは工程を円滑に進めるのに重要なことだと考えています。
そしてもう一つは「誰にとっても気持ち良い現場である事」。
誰が見てもスカッと気持ち良い現場は、私たちに工事を託していただいたお客様への感謝の気持ちと考えています。
整理だけでなく、隠れてしまうボードのビス位置も、定規を使い位置を決めることで、見た目も美しく、そして丁寧な仕事をすることができます。
より良い仕事をするために、あかい工房は今日も、「現場の整理整頓」の大切さを忘れずに、仕事に邁進しています。
チームあかいのBBQ
土地の購入から5年が経ち、ようやく完成した棟梁の家。
この建築に携わったチームあかいのメンバーと庭でBBQを行いました。
大きな庇の前の庭スペースに、職人やその家族、総勢40名ほどが集まり、棟梁特製のステーキや焼き鳥、ローストビーフなどを振る舞い、普段の仕事とはまた違った顔で和やかに過ごしました。
実は、同じ仕事をしているメンバーは現場で顔を合わす事はまずありません。
BBQをしながら、完成した棟梁の家を見て、「この建具軽くて動かしやすいですね」、「この基礎はきれいなぁ」とお互いの仕事に声をかけあっています。
また、大工であるお父さんの仕事を、娘さんに照れながら、話してる姿は、懐かしい風景でもあり、心地よい時間でした。
私たちは、現場ごとに業者を変えて施工する事をしていません。チームとして施主様の思いを、「現場」でsessionしながら、より良いものに高めたいという気持ちで仕事をしています。
それは技術も大変重要ですが、職人同士の信頼感、またその職人を支える家族の方々の御理解も必要であると考えています。
建築は機械が作る工業製品でなく、人が作るものだからこそ、有機的な連携を生むチームでありたいと思っています。
棟梁の家 完成見学会で感じた事
過日、棟梁の家の完成見学会を開催させていただきました。
お忙しい中、たくさんの方々にご来場いただきまして、ありがとうございました。
棟梁の家は、吹抜リビングの真ん中にはシンボルでもある大黒柱が大きな梁を支え、その脇には、モンキーポッドの一枚板を使用したこだわりのキッチンが鎮座しています。
「この吹抜の上からの、キッチンの眺めが一番のお気に入り」と言う棟梁が、ご来場者いただいた方とキッチンの周りに集まり、これから始まる生活のこと、家に対する思いなどを、モンキーポッドの天板に手を添えながら談笑されている姿が印象的な見学会となりました。
今回このような完成見学会を開催し、改めて感じたことは、「完成見学会を開催させていただくことのありがたさ」です。
来場者の方々には、手袋をしていただき、完成した建築を見学いただいておりますが、今回、棟梁の家の完成見学会を開催して、
ご新居を解放していただく施主の方々の寛容さを改めて感じる事が出来ました。
土地探しから考えると、完成まで何年もかかる事もあります。
その大切なご新居を、一日あかい工房に貸していただいている事の重みをしっかりと受け止める必要があります。
もう一度気持ちを引き締め建築に努める良い機会を与えていただいた、完成見学会となりました。
外壁仕上げと職人の意気込み
初夏の風が気持ちの良い天気がつづいています。
この日は甲山を望む家の現場で、里山モデルの外壁と同じ「そとん壁」の仕上げ作業です。
そとん壁は「シラス」でできている素材です。
シラスとは「シラス台地」のシラスで、マグマが岩石となる前に粉末になった物質で、鹿児島・宮崎の南九州が産地です。
見た目の美しさのみならず、機能性も優れており、厳しい環境でも劣化しない高耐久性を持ち、かつ、退色や劣化がありません。
ですから、塗り替えや張り替えなどのメンテナンスは不要なこともあり採用していただきました。
今回は、土の自然な風合いを引き出す「引きずり」という木コテを使った仕上げを採用することになりました。
その自然なその風合い保ち続けるために、下地材をコテで塗った後に、ひび割れ防止のファイバーネットを伏せ込み、またその表面を均した後に箒で横目をつけることで、仕上げ材の活着性を高めます。
そして、仕上げ材を塗って「引きずり」の仕上げをします。
均した表面を木コテで引っ掻くように模様を出していきますが、簡単に見えるこの作業も、仕上げができる職人になるまで10年はかかります。
30年以上の熟練の技を持つ「チームあかい」の左官職人ではありますが、その都度違う自然素材の仕上げを「自分の家ならどうしたいか?」と自分に問い掛けながら外壁を仕上げていきます。
施工前には、仕上がり見本を作り、実際の仕上がりを施主様にも確認いただいてますが、
「この面ならこう仕上げたほうがいい」と考えコテを動かします。
自然素材でムラがあるからこそ、職人としての感性と「自分の家ならどうしたいか?」という責任感のもとに仕事を進めることが大切だと考えています。
里山を知るバスツアー
先日里山住宅博オープン1周年を記念して、「里山の休日 -暮らし方が変わる街- 」という、里山に触れて感じていただくバスツアーを開催させていただきました。
多くのご家族にご参加いただき、4つのセッションに分けて里山の暮らし方について、参加工務店それぞれからご説明させていただきました。
里山の散策では、今までの草刈り・伐採・整備をした結果が今年のタケノコ掘りやシイタケの収穫が出来る環境になり今後も住民達で続けてゆくという説明や、
そして実際にここの街に住む住民さんに暮らし方や、長尾小学校や周辺施設をバスで移動しながら、参加者の皆さまと、里山のあることやそれにかかわることの豊かさを真剣に聞いていただけました。
皆さんと一緒にここでとれたタケノコご飯や、バーベキューを楽しみながら里山ライフを満喫していただきました。
単に里山があると言っても、単なる自然にしか過ぎないかもしれません。
時には庭に、そして街路やそれを見守る里山が、住民の皆さまのコミュニティの場所になり、小さくとも一つの街になっていくということを、すこしはお伝えできたと思っております。