築「おっ、もう始まっている！いよいよここまできたんだなあ。今までを思い出して少し感慨深いなあ。」

大工「はじめまして！築さんの家を担当しているものです。赤井さんからたくさん話を聞いています。必ず理想の家を建てましょう！」

築「はじめまして。完成までよろしくお願いします！家の様子が気になって、休みの度に見に来てしまいそうです。」

大工「いつでも来ていただいて大丈夫ですよ。他の施主さまでも、お弁当を持ってきて一緒に食べることもあるので、ぜひご一緒しましょう！」

築「本当ですか！それでは、次の休みに家族みんなで伺いますね！」

───数日後

築「今日はお弁当を持ってきたから、現場の大工さんたちとお昼ご飯を食べよう！」

大工「こんにちは！前よりだいぶ進んできていますよ。一旦休憩するので、一緒にお昼ご飯を食べましょう！」

大工「今、暖炉まわりの空間を作っているのですが、お部屋が少し暗くなりそうなんです。どうやっ たらもっと陽の光が入るのかをみんなで検討してる所です。」

築「そうなんですね。工事が始まってからも対話を重ねながら調整してくださるなんて、他ではあまり聞いたことがありませんでした。本当に素敵ですね。」

大工「ありがとうございます。築さんに限らず、多くの施主さまが現場によく来られるんです。これ は、あかい工房の特徴とも言えるかもしれないですね。足繁く通ってくださるからこそ、私たちも施主 さまの意向をくみ取る事ができて、細かな部分まで妥協せず対応することができると思っていま す。」

築「なるほど…僕も家が完成する様子をずっと見守ることができるのがとても嬉しいです。また来週の休みに見にきます！」

大工「また来週お待ちしていますね！」

築「はい！また来週！」

次回は、いよいよ築さんの家が完成します！どんな家が完成するのか。お楽しみに！

この話はフィクションで、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実はフィクションではないのかもしれません。いつかどこかで生まれる「家」のお話です。築の家づくり、はてさてどうなることでしょう。