みなさんこんにちは。築です。

完成した我が家に引っ越して、1年が経ちました。今日はたまたま赤井さんが家の近くに来るそうなので、様子を見に来てくれるそうです！

赤井「築さん、こんにちは！マイホームでの暮らしはいかがですか？」

築「最高です！毎日木の香りと温もりを感じながら生活しています。友人を呼んで庭でバーベキューをしたりと、思い描いていた夢を少しずつ叶えているところです！」

赤井「それは良かったです！今日は近くまで来たので、家の様子を見に来ました。家のことで何か気になっていることはないですか？」

築「少し硬い引き戸がありまして…。」

赤井「確認しますね！」

赤井「あ〜これはですね、扉を開けている状態や閉めている状態のどちらかが極端に長いと、反ってきてしまうんですよ。扉を閉めていたら両面に空気が当たるけど、開けっ放しだと一面は空気に触れていない状態なので、そうすると扉が反ってきてしまうんですよ。」

築「なるほど…意識して生活してみます。なんだか家が生きているみたいですね。勉強になります！」

赤井「そうですね。今回は若干の反りなので、すぐに治せると思います。」

築「そうですか。ありがとうございます！」

———-ひと通り点検を終えて…

赤井「扉以外の場所は、特に問題はありませんでした！」

築「点検していただきありがとうございます！良かったら庭でお茶でもしていきませんか？」

赤井「いいですね！ありがとうございます！」

築「自分がマイホームを建てたなんて、本当に夢みたいです。この家に住むようになってから、前よりも家族の時間が増えたように感じます。自然とリビングに集まって、夜な夜なみんなで話をして…赤井さんが最後まで対話を重ねてくださったからだと思っています。本当にありがとうございます。」

赤井「そんな言葉をかけていただけるのが、私たちにとって一番嬉しいことです。こちらこそ、ありがとうございます。」

築「子供が巣立って、自分が年を重ねていっても、ずっとこの家での暮らしを楽しみたいなと思っています。」

赤井「家のことで困ったことがあればなんでもご連絡してくださいね！家が完成した後の方が、付き合いは長くなりますからね！私たちはずっと寄り添い、サポートし続けます。」

築「ありがとうございます！あかい工房で家を建てることができて本当に良かったです！これからもよろしくお願いします！」

次回はいよいよ最終回！築さんの10年後の暮らしをお届けします！お楽しみに！

この話はフィクションで、実在の人物や団体などとは関係ありませんが、実はフィクションではないのかもしれません。いつかどこかで生まれる「家」のお話です。築の家づくり、はてさてどうなることでしょう。